ゆれる夜汽車のなかにいる
今はいったい何時なのだろう
景色が後ろへ後ろへと流れていく
遠ざかる街の灯に過去が消えていく
あの日が消えた
思い出がまた一つ消えた
消えてしまったほうがいいのだろうか
消してしまったほうがいいのだろうか
あの人が消えた
愛がまた一つ消えた
夜汽車は走り続ける
深...
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セカンド
ギリギリに生きている人に
ギリギリの助けを与え
ギリギリに生きてもらうのが
ギリギリの愛情なのだろうか
ギリギリまで考え
ギリギリに何もしてあげられない私
ギリギリの
ずるい人なのだろうか
ギリギリの瞬間に
ギリギリ穴のあいた心の中に
ギリギリの
水を差し入れる
ギリギリの安堵感
ギリギ...
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すずらん、紫蘭、撫子、つるバラ、イチゴ
それは名前のわかっている花
あと知らない花も咲いている
黄色と白と紫と・・・
庭は賑やか
とにかく賑やか
誰も知らない世界で
花たちもお話をしているのでしょうか
おもちゃのチャチャチャとか
トイストーリーの世界みたいに
そういえばチューリップは
いな...
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お日様が消えたとき
あなたも消えて行った
さよならの言葉を残して
愛が消えて行った
涙を流す間もなく
暗闇の中へと
一瞬
風が冷たく吹いた
不意に
鳥が寂しく鳴いた
光よ射して欲しい
私の心を
光よ切り刻んでくれ
その鋭い刃先で
今のこの心を
その一瞬のうちに
ん～
でも、日の...
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ブランコに座る
あなたの横顔があまりにも寂しそうだった
背中を押してあげた
一回、二回、三回・・・と
揺れながら空をみあげる
泣いているのですか
頬をつたわっているのは
涙ですか
どうしてどうして
泣いているんですか
背中を押してあげた
四回、五回、六回・・・と
揺れながら青い空を見てい...
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