煙草をくゆらせて
向かい合わせに座ったカフェ
本当は好きじゃなかったけど
煙の向こうの笑顔が
なによりも好きだった
甘い香りのする煙草
あなたのお気に入りのその銘柄を
いつもバッグに忍ばせていた
持っているそれがきれた時
あなたにそっと渡したかったから
そんなことさえもう過去で
バッグの煙草...
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煙草をくゆらせて
向かい合わせに座ったカフェ
本当は好きじゃなかったけど
煙の向こうの笑顔が
なによりも好きだった
甘い香りのする煙草
あなたのお気に入りのその銘柄を
いつもバッグに忍ばせていた
持っているそれがきれた時
あなたにそっと渡したかったから
そんなことさえもう過去で
バッグの煙草...
なにを想ってきたのだろう
夢を見ながら祈った日々
正夢になるとでも思っていたのか
あなたに抱かれる日々が
続くとでも思っていたのか
もう忘れなきゃいけないのに
記憶のどこかに潜んでいて
私を苦しめる
暗い穴に落ち込んで行くように
見上げるしか見えない光
「もし…」と思っていても...
まだ北風が冷たい今日
あなたに編み上げたマフラーと手袋
心をこめて編んだそれを
あなたは受け取ってくてるだろうか
喜んでくれるだろうか
もう春は近いよと
誰もかれもが告げるけど
私の恋も同じように
まだ暖かみは感じない
心に隙間風が吹く
昨日の雪もすっかり溶けて
誰もが足早に通り過ぎる
その...
「招待状は何枚?」
「席順を決めなくちゃ」
「スピーチは何人?」
「引き出物は何にしよう」
「BGMは私が決めるわ」
一つ一つ決めて
今日という日がやってきた
白無垢姿の私に
あなたは何と思っただろう
神に祈りをささげる日
祝いの宴が始まる
薬指にははめたばかりのリング
石がそっと輝いて
二...
今夜も星空を見上げる
二人で行ったプラネタリウム
その星空は作りものだったけど
満天の星で輝いていた
今の夜空は星もまばら
あれはあなたの星
あれは私の星
「どれかわからないよ」
そんなこと言ったあなただったけど
それでよかった
巡る季節の中で
星空も変わっていく
二人の心はきっと
変わらな...