もう誰もいない部屋
こんなに広かったなんて
思いもしなかった
部屋を見つけたあの日から
たった2年しかたっていないのに
一人でいることが
少しさびしかった日から
もう一人がやって来て
増えて行った頬笑みも
もうなくて
それでも窮屈じゃなかった
狭いと思っていたこの部屋
お互いの肩が触れ合う時...
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もう誰もいない部屋
こんなに広かったなんて
思いもしなかった
部屋を見つけたあの日から
たった2年しかたっていないのに
一人でいることが
少しさびしかった日から
もう一人がやって来て
増えて行った頬笑みも
もうなくて
それでも窮屈じゃなかった
狭いと思っていたこの部屋
お互いの肩が触れ合う時...
窓の外に吹きすさぶ風
その強い風に乗って
私の心も飛んで行く
ちぎれた愛のかけら
もうあなたには届かない
それは知っているのに
まだあとを追うこの心を
どうしたらいいのだろうか
愛し合うことが夢ならば
そんな夢は見たくなかった
目が覚めたらもう
二人の世界はないのだから
歩けない道ならば...
さっき言われた言葉が
胸に突き刺さる
そこからは赤い涙が流れて
その傷さえ見えない
何だったんだろう
さっきの言葉は
本心だったのだろうか
すれ違っていた二人
聞こえないふりをしたかった
でも耳がそれを許さなかった
心の奥まで入り込んで
悲しみさえまだ来なくて
季節外れに凍っていく
濁っ...
出会った日は私のバースディで
もしかしたらこれが贈り物なのって
思ったこともあった
それからの二人の歩いてきた道が
幸せに満ちていたから
落し物を拾うように
しゃがみこんだ瞬間に
悲しみはやって来て
何も拾えなかった
夏を待つ夕暮れ時
何もかもが永遠のときめきと
信じていたのに
永遠のものな...
なぜだろう
涙さえ出ない
あの日はあんなに泣いたのに
もう隣には誰もいないのに
心が凍ってしまったのか
こうして思い出を辿っても
何も出て来はしない
何かを求めているのに
それすらも分からない
手が届く場所がない
予感していたのだろうか
繋ぎ止められなかったのだろうか
そんな風に思いたくない...