観覧車の一番上ってどこ
一瞬で過ぎて行くんだろう
ゆっくり上がってゆっくり下がっていく
まるで私達のように
いつかは地上に降りる
一人の観覧車は寂しすぎる
あなたの街まで見えるといいのに
でもそれはもう見えはしない
暗闇の中の眩しい光も
浮かび上がらせてはくれない
よく行ったわね
あの大きな...
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観覧車の一番上ってどこ
一瞬で過ぎて行くんだろう
ゆっくり上がってゆっくり下がっていく
まるで私達のように
いつかは地上に降りる
一人の観覧車は寂しすぎる
あなたの街まで見えるといいのに
でもそれはもう見えはしない
暗闇の中の眩しい光も
浮かび上がらせてはくれない
よく行ったわね
あの大きな...
文房具屋さんの店先に
新しいカレンダー
そこに書かれるものは何
もうあなたとの予定はない
そんな事をふと思って
小さな手帳を手に取る
今までならそこにはびっしりと
小さな文字が躍っていたのに
そんな事さえもなくなって
空白を埋める光もない
今までの賑わいに蓋をするように
重くのしかかる時間に...
季節外れの花が咲いた
咲く時期を間違えたように
風に吹かれて漂う姿
でも寒いんじゃないかと思う
だって今は冬なんだもの
クリスマスを待つように
買ったポインセチアの花に
約束をする
今年こそは枯れさせないと
あなたに約束をするように
赤と白が鮮やかな花
暗闇と明るさを繰り返して
やがてきれい...
あなたの乗るはずだった飛行機の時間に
わざと遅れて行った
ここに来たのは見送りなんかじゃない
そう言い聞かせながら
雑踏の中で立ちつくす
今頃どこを飛んでいるのだろう
窓からの景色はどうだろう
なにを思っているのだろう
なす術もなかった二人のことか
私の愛はあなたは知らない
新天地への不安と...
もうそれ以上は言わないで
そんな言葉は聞きたくない
ただ一言でいいの
あなたの口から聞きたいのは
さようならの五文字
言い訳は聞きたくない
心変わりは聞きたくない
ただ私がばかだっただけ
愛の束縛はできない
それが分からなかっただけ
あなたの手を離したら
どこかへ行ってしまいそうで
それが怖...