次の日の夕方
一仕事を終えモグラとラウンジでババ抜きをやっていた
二人でやっていても面白くもない事に
なんとなく気が付いた時ヴィーナスがやってきた
「トランプの最中に申し訳ないけど・・・
サンちゃんお客様へハーブティーを持っていってくれる」
「いいっすよ」
またお客様は絵を画いているのかな
...
次の日の夕方
一仕事を終えモグラとラウンジでババ抜きをやっていた
二人でやっていても面白くもない事に
なんとなく気が付いた時ヴィーナスがやってきた
「トランプの最中に申し訳ないけど・・・
サンちゃんお客様へハーブティーを持っていってくれる」
「いいっすよ」
またお客様は絵を画いているのかな
...
そうか・・・
そう言う訳だったのか
薬草を採るにも気合いが入る
今日も籠いっぱいだぁ~
右手にはヴィーナス
左手にはきれいなお客さん
思いは中心の頭の中で
ぐるぐると巡る
「いいね~、いいね~」
「その調子、その調子」
モグラは自分で薬草を採ることなく
象印のボトルで水分補給をしている
...
昼食のかたずけを終えたころ
お客様がやって来た
若い女性だ
思わず胸がときめく
でも無表情でうつむき加減
いまいち生気が感じられない
年の頃は30代前半の能面の美女
身長は165cm、足のサイズは24,5cmか?
何が入っているのだろう
大きなバックを二つも持って来ている
「いらっしゃい...
「ごちそうさま」
声が弾む
いやいや、やたらと美味しい朝食
朝から元気百倍だ
「じゃぁ、みなさんお願いね
今日はたっぷりと想いを込めて・・・」
「お願いって何かあるんですか?」
「草取りだよ」あやつが言った
「草取り?って」
「薬草取りよ、ハーブもね」とヴィーナス
「危険な個所はお願いね、...
目覚ましを止める
「眠てぇ~」なんて大声で気合いをいれて
タオルケットを跳ね上げる
まだ薄暗い4時半
カーテンを開けるとバターナイフで深く切り取れそうな
白い霧が目の前に立ちはだかった
すげ~
やっぱ森の中だ
窓を開けるとひんやりとした空気が
湿った緑色の香りをもたらした
で・・・
何処...