色々なことがあった
この一年間を知るものは
小さな手帳一冊
まだ捨てる気にはなれなくて
こっそり引き出しの奥に
思い出なんか重すぎる
まだそれを抱えている
その荷物をそっと置いて
身軽な気持ちになりたい
だけど誰が引き留めようとするの
きっとそれは私自身
気持ちを切り返せばそこに
芽吹きを待...
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色々なことがあった
この一年間を知るものは
小さな手帳一冊
まだ捨てる気にはなれなくて
こっそり引き出しの奥に
思い出なんか重すぎる
まだそれを抱えている
その荷物をそっと置いて
身軽な気持ちになりたい
だけど誰が引き留めようとするの
きっとそれは私自身
気持ちを切り返せばそこに
芽吹きを待...
寒さにふと目を覚ますと
窓の外にはうっすらと雪化粧
何年ぶりに見る雪だろう
こんな朝には思いだす
あなたとはしゃいだあの頃
今はもう一人ぼっち
あなたも寒さに震えているの
そんな事さえ思い出して
まだあなたの目を追っている
暖かくしてくれればいい
出かける気にもならなくて
でも会社に行かなき...
つい昨日のように思えるけど
もうあの日は遠い
寒い季節が来ても
まだ心には枯葉が舞って
心の中に風が吹く
思い出の鎌倉に来た
春に咲くミモザの花
二人でその黄色い花に
ほほ笑んでいた
まだその花の芽吹きは来ない
手をつないで歩くのに
当たり前だと思っていたのに
ぬくもりももうなくて
片側の手...
坂道を転げ落ちるように
去って行ったこの恋
必死で追いかけたのに
追いつけなかった
道をそれてパチンと割れた
こんな日が来るなんて
思いもしなかった
ううん それは嘘
あなたの心が離れて行くのを
何となく感じていた
何がいるかとかいらないとかじゃなくて
愛があればそれでよかった
私は何も欲し...
「もう私達、だめね」
「何故そんなこと言うの?」
「だってすれ違いが多すぎる」
「そうだね。でも…
やり直せるんじゃないかな」
君の発言は大きかった
不意にそんなこと言うなんて
愛していたつもりだった
「つもり」と言う言葉が悪かったのか
席を立とうとしていた君
「もう1度会おう...