忘れな草が咲いていた。道に線を引いてその上を歩いた、どこまでも道が途切れるまで。見上げると月が笑っていた。あなたがいた頃は何もわからなかった、本当になにも。どんなにあなたが好きだったかも、人との関係も大切なことも。失ってからはじめて気づく、今だってたぶん霧の中。遠く過ぎないとわからないなんて、どうす...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
忘れな草が咲いていた。道に線を引いてその上を歩いた、どこまでも道が途切れるまで。見上げると月が笑っていた。あなたがいた頃は何もわからなかった、本当になにも。どんなにあなたが好きだったかも、人との関係も大切なことも。失ってからはじめて気づく、今だってたぶん霧の中。遠く過ぎないとわからないなんて、どうす...
船旅は憧れである、でも中々それを選べない。いちばんは時間がとれない、しかし出来たらどこへ行きたいかつて・・上海かな。アジアの国々には行ってみたい。船に乗りダラダラと時を過ごし、そして日本に帰ってくる。中々素敵だと思う、いつか時間がとれたなら行こう。海をこえたなら~~~上海~~♪
雨の音で目が覚める、縁側から外を除く。昨日は荷物も多くて、帰りがけに自転車を借りて帰った。雨が自転車をたたいてる音が妙に楽しい音に聞こえて、そのままコーヒーを飲みながらの演奏会。
悪友が娘を連れてやってきた、「いくつになったの」「五歳でしゅ」何とかわゆいでしょ。幼い子供には、大人の男のおもちゃでは時間はさすがにつぶせない。当然、飽きてしまって帰るの一言。まだ話も途中だったので何か策はないかと考えた、そうです貝殻だ。それを見せると楽しそうにカシャカシャと選び始めた、「好きなのも...
おみやげにと、箱に詰めた貝殻を悪友が持ってきた。それはどれも指先で砕けそうに薄くて軽いもので、色とりどりの貝が詰められていた。その箱の隅には、こう書かれていた。「これはね、龍神さまがわざわざ浜へ打ちあげてくれたものです。糸でつないで神様の社を飾るお祭りがあるからで、いつもはこんなに色とりどりの貝はな...