私は夢の中で懐かしい人に会った。
そう、見覚えのある・・その人と。
「あなたは私とどこかで会った事あるょね ? 」
「ないょ、私は基本的に俗世から離れている夢の中の住人だからね」
「そぅかな~確かに見覚えがあるんだけど」
「それはね・・君がそういう風に私を見ているだけなんだょ。
何故なら私は、あなた...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
私は夢の中で懐かしい人に会った。
そう、見覚えのある・・その人と。
「あなたは私とどこかで会った事あるょね ? 」
「ないょ、私は基本的に俗世から離れている夢の中の住人だからね」
「そぅかな~確かに見覚えがあるんだけど」
「それはね・・君がそういう風に私を見ているだけなんだょ。
何故なら私は、あなた...
なんで生きているんだろう
なんで泣けてくるんだろう
準備や練習の価値を知っていても
一日をボンヤリと無駄にする日がある
ゲームをしよう、と彼が言った。
「これから僕がする質問に、君はすべてNOと答えるんだょ」
「いいわ」
食後のバーボンを口に含みながら、彼女がうなづく。
「質問1。白いバラの花束は好き ? 」
「NO」
「宝石は ? 」
「NO」
「フィレンツェで初めて逢った時、僕の印象はすごく良かった ? 」
「・...
煌く虫たちが、静にたたずむ万年筆がある。
万年筆は今やとてつもなくすごい事になっている、
ただの筆記用具ではなく趣味の道具やアクセサリーとして認識されているのだ。
そんな中セーラー万年筆が世界的に認められた日本のジュエリーデザイナー、
穐原かおる氏の手掛けるブランド「ギメル」とコラボし美しい万年筆を...
ススキの穂が揺れていた、
その中に小さな女の子。
何処の女の子かな~、どこかで見覚えある女の子。
「だれだっけ ? 」
秋風が吹くススキ畑、みんな同じ方向に頭を下げている。
その女の子が走ると、ススキ畑はみるみる広がっていった。
どこまでもどこまでも、ススキ畑。
なんだかとても懐かしくなって、その女...