「これって・・・・本物 ? 」
はじめて行ったレストランの中にある、
大きな植木を見ながら友達が言う。
見ただけでは区別がつかないほど精巧に出来ている、
触って見るとさすがに葉の裏側に細い針金が隠れている。
実によく出来ている、
ほとんど見分けがつかない。
テーブルの上で咲いているバラに手を伸ばす、...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
「これって・・・・本物 ? 」
はじめて行ったレストランの中にある、
大きな植木を見ながら友達が言う。
見ただけでは区別がつかないほど精巧に出来ている、
触って見るとさすがに葉の裏側に細い針金が隠れている。
実によく出来ている、
ほとんど見分けがつかない。
テーブルの上で咲いているバラに手を伸ばす、...
仕事なんてものは出来て当たり前、
失敗すればイヤミを言われ責任をとらされる。
誰でも一つぐらいは思い当たるものがあるだろうか、
絶対なんてありえないと想えてしまう。
二つの意見が対立してどちらかを選択する、
ハッキリとこちらと言い切れない時、
のらりくらりとしている自分がそこにいる。
曖昧な返事をす...
うしなった恋をおもって、
真夜中ひとりでジンをあけました。
窓を開けると涼しい風、
もうすぐあの暑い夏が来るけど。
想う人に想われる、
その程度の事実を奇跡などと呼ぶ気はサラサラなく。
呪いのような熱心さで、
吸わないタバコにイタズラで火をつける。
タバコの灰が落ちたジンを飲みほし、
一度死んだ私だ...
人は魚ではない、どうして魚の憂いがわかるだろう。
魚は鳥ではない、どうして鳥の楽しみがわかるだろう。
鳥は人ではない、どうして人の無知がわかるだろう。
人は鳥ではない、どうして鳥の自由がわかるだろう。
鳥は魚ではない、どうして魚の深みがわかるだろう。
魚は人ではない、どうして人の未熟さがわ...
僕がどれだけ君を好きか
教えてあげようか
君のことを考えている時でも
君のことを思っている
この僕の想いを 君にはわかるかい