夜中に本が読みたくなったとき、
私どもが駆けつけます。
良い本ばかり取り揃えております。
ワインなどもあり、
屋台であります。
どこへでも参ります、
小さな本屋です。
目印は一角獣、
角が生えた自転車です。
白い自転車です。
本当はとてもとても速く走れます、
でものんびりと夜の港を参ります。
こん...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
夜中に本が読みたくなったとき、
私どもが駆けつけます。
良い本ばかり取り揃えております。
ワインなどもあり、
屋台であります。
どこへでも参ります、
小さな本屋です。
目印は一角獣、
角が生えた自転車です。
白い自転車です。
本当はとてもとても速く走れます、
でものんびりと夜の港を参ります。
こん...
朝おきて、窓の外は何も見えない。
ただ踊る光が、空の色を告げに来る。
六号は今日もずいぶん長く、
数えきれない車の数。
駅には人が、電車に吸い込まれていく。
人が増えたのか減ったのか、
遥かな我がふるさとの駅は今日も静かに人をのむ。
くたびれた電車にさらわれるように乗りこめば、
車窓の景色は白くかす...
日に焼けないように、
日焼け止めクリームをすり込む。
熱くなりすぎた心のために、
アイスクリームを食べている。
やさしさが欲しいの、
甘さが欲しいの。
それかみんな、
コンビニに売っている。
いつもきちんと背筋を伸ばして暮らしていると、
しょっぱさが恋しくて梅干し入りのおにぎりを買ってくる。
時間に...
都会の空は、チョツト寂しい星の数。
何もないときなどは夜空を見上げてしまう、
夜空に星を数えて眠るため。
もし、仕事に疲れ目がかすんでよく見えなかったら。
こちらによい望遠鏡があります、
その名も「都会星見望遠鏡」。
胸のポケットに収まる小さな天文台です。
いえ、決して星の名前などは知らなくてもよい...