ゆっくりと青が消えてゆく夕暮れ時。
暮れ色の空は、
どの時間のどんな空よりも優しい色をしている。
その色は「美しい」というよりも、
「おごそかな」という表現がふさわしいように思える。
きれいな暮れ色を見つけたら、
ふっと今日の自分を振り返ってみたくなる。
・・・・・今日の私はどんなだったろう。
・・...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
ゆっくりと青が消えてゆく夕暮れ時。
暮れ色の空は、
どの時間のどんな空よりも優しい色をしている。
その色は「美しい」というよりも、
「おごそかな」という表現がふさわしいように思える。
きれいな暮れ色を見つけたら、
ふっと今日の自分を振り返ってみたくなる。
・・・・・今日の私はどんなだったろう。
・・...
あなたは自分の幼稚園の担任の先生を覚えているだろうか、
私の担任の先生は青木先生という女性だった。
下の名前はわからない、
はっきり言って顔はまったく思い出せない。
断片的に、
チャイムが鳴っても一人で遊んでいた私を、
迎えにきて叱らなかった人だったとか、
まぁ子供だったので悪い思い出の中には登場し...
ビルのてっぺんから、
観覧車から、
飛行機の窓から。
空の高い場所から街を眺めると、
人も車もビルもほんとにちっぽけ。
空に近い場所から空を眺めると、
この世界はずっとずっと先まで続いてることを実感する。
暮らしている日常はたいして広くないけれど、
生きている世界はこんなにも広々している。
これは、...