ボートに乗って、
水面の反射を見ていた。
水鳥たちがだるそうに泳いでいる、
空は墨を広げたように曇る。
水面の反射はボートがゆれるたびに、
あちらこちらで光った。
これは確かにあの一瞬、
実在した光の証拠。
雨が降る前に急いで岸に向かう、
ボートは波影を残しながら進む。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
ボートに乗って、
水面の反射を見ていた。
水鳥たちがだるそうに泳いでいる、
空は墨を広げたように曇る。
水面の反射はボートがゆれるたびに、
あちらこちらで光った。
これは確かにあの一瞬、
実在した光の証拠。
雨が降る前に急いで岸に向かう、
ボートは波影を残しながら進む。
バナナの夢を見た。
青いバナナがありました、
遠い南の島の上。
もうじき黄色く色づいて、
美味しくなると思います。
たわわに実ったバナナがたくさん、
のんびり風に吹かれてる。
部屋の電話が鳴った、
懐かしい友からだった。
元気かいと友は言った、
そうでもないょと私は答えた。
今にも泣き出しそうな灰色の雲が笑った。
風車をまわすものは、
風のようなもの。
すき通っていて、
目にはみえないもの。
私たちの心を動かすものも、
目には見えないけれど、
それはとても強い力をもっている。
大切なものを守る気持ちや勇気とか、
誇りを傷つけられた悔しさとか、
笑いがあふれるような愛とか、
いろいろ。
くるくると心の羽がよ...
心がひきあっているなら、
どんな障害があっても、
自然とあゆみよっていくものです。
そこには、
内気さや不安や躊躇や策略は、
入り込むすきがないのです。
どうしてもすれ違ってしまうとか、
相手を思いやるばかりに強気にでれないとか言うのなら、
それはやはりお互いに、
それほど求め合っているのではないで...