空を見上げると…
小さな女の子がクルンと可愛く空中バク転。
きっと、あの娘はイイ感じに成長するだろう…。
そんなことを考えながら、ふと思い出したのは、
一匹の真っ白なウサギさんのこと。
多分、「君は白いんだよ?」と言われると全力で否定するだろうから、
どうせな...
読むのも好きだけど、書くのも好き♪
読んでくれる貴方は、もっと大好き❤
空を見上げると…
小さな女の子がクルンと可愛く空中バク転。
きっと、あの娘はイイ感じに成長するだろう…。
そんなことを考えながら、ふと思い出したのは、
一匹の真っ白なウサギさんのこと。
多分、「君は白いんだよ?」と言われると全力で否定するだろうから、
どうせな...
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とうとう「約束の日」が訪れた。
レポートが仕上がったのだ。
ファイの希望で、自宅近くの駅まで歩いて向かうことになった。
…外は、バケツをひっくり返したような豪雨だった。
「…何故?今日に限って、こんな天気なの???」
少し泣きそうになりながら...
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その声に出逢ってからというもの、ヨウは以前にも増して地下に籠るようになった。
でも、その様子は、どこか浮足立っていて、瞳がキラキラと異様に輝いているのだ。
最初の頃は、地下に降りると、決まって頻繁にズキズキ疼いた頭痛も、
慣れてくるに従って、心地良い痛みに変わっていた。
む...
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私は、ずっと居場所を探していたんだ。
特に何も不満のない毎日。
平凡に、家族がいて、友達がいて、別に不自由な悩みもない。
たまに勉強やテストという、ちっぽけなことに頭を使うだけで、
それができなかったからといって、命まで取られることはない。
そう、毎日同じことを、繰り返しな...
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~都の場合~
昨日、また、めぐみと喧嘩してしまった。
どうして、こうも毎度毎度、言い合いになってしまうんだろう。
いつから普通に会話できなくなったんだろう。
本当は、落ち着いて、穏やかに、お茶でも飲みながら喋りたいのに。
知り合った当初は、普通だったはずだ。
確か、...