リフレイン・サマー(自作小説倶楽部お題)
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/06/28 07:55:37
Refrain summer(自作小説サークル:自作小説倶楽部お題)
行き詰ると、私はよくここへやってくる。
家の近くの河川公園。
郊外に位置するその場所は、河岸を挟んで街を一望することができた。
季節は夏。
真っ青な夏空を背景にむくむくと入道雲が立ち上っている。
強烈な日差しのせいか人気は疎ら...
萌創記<×妄想記>(笑)
できる限り日々の出来事をtwittしていきたいと思います。
Refrain summer(自作小説サークル:自作小説倶楽部お題)
行き詰ると、私はよくここへやってくる。
家の近くの河川公園。
郊外に位置するその場所は、河岸を挟んで街を一望することができた。
季節は夏。
真っ青な夏空を背景にむくむくと入道雲が立ち上っている。
強烈な日差しのせいか人気は疎ら...
<from 5.3>―――これは鏡像だ。
このFA-5はアーカイブに格納された私のプロファイルから再現されたと推察される。
その仮定は、時間の経過とともに確信めいてゆく。
機動/攻撃パターン、戦闘スタイル・・・その各々に傾向性が見て取れた。
つまり、わたしはワタシと戦っているのだ!
交...
<from5.2>
Rebooting...再起動。
どのくらい時間が経過したのだろうか。
気づけば私はそこにいた。
思考が混乱している。
それは収まりつつあるが、まだ完全には醒めていない。
どうなっているんだ?
状況を再認識する。
接続>リングファイアネット。
自分が自身で無いよう...
<from 5.1>
DX-70システムという集合全体を、一個体として解釈するマクロ的概念は、私に救済の余地を与えるものだ。
ある一定以下の代償で、脅威を排除したという事実は、ミッションに成功という評価を与え、私の行動に対しても戦果という賞賛を与える。
その行動は良き結果の要因であり、それは良き結...
5
帰投した後、私はNo.07に/剣に詰め寄った。
―――貴様は一体何者なのだ、と。
すると剣は平然とそれに答えた。
<答えるまでもなかろう。No.13。貴様同様、私は拠点防衛システムDX-70 ver.1.7.8の機動戦闘ユニットだ。そこには貴様がPod No.13で、私がPod No.07とい...