恋の芽が出る頃に 【 第二十六章 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/03/16 15:21:45
第二十六章 『 絡まり始める赤い糸 』
あの夜…、私は良く眠れたのか眠れてないのかは分からない。でも確かに彼の寝息を感じながら目を瞑る一時は何よりも幸せだった。目を覚ませば拓斗が微笑んで「おはよう」って言ってくれる。それに応えるだけでも十分、私は幸せを感じれてた。
坂谷君なんかどう...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
第二十六章 『 絡まり始める赤い糸 』
あの夜…、私は良く眠れたのか眠れてないのかは分からない。でも確かに彼の寝息を感じながら目を瞑る一時は何よりも幸せだった。目を覚ませば拓斗が微笑んで「おはよう」って言ってくれる。それに応えるだけでも十分、私は幸せを感じれてた。
坂谷君なんかどう...
第二十五章 『 過去の赤い糸 』
──…俺はお前が好きなんだ。
「 …… 」
月夜に照らされながら一人歩く帰り道。彼の表情、オフィスに伸びる彼の影、荒々しい息遣いは私の唇を擽る。そんな口から漏れた言葉が、時間が経ってもずっと私の頭を行き交う。
どうし...
第二十四章 『 突然の影 』
「 ええ、今日は少し遅くなりそうなの。
──…うん、だから先に家で待ってて?うん、お願い。 」
静まり返るオフィスに響く甲高い私の声。上司に『お前に任せたぞ』と言われてつい張り切ってしまっている自分が居る。これが私の中の最初で最後のチャンスだと思うか...
第二十三章 『 幸せの正体 』
「 実は私ッ──… 」
思い切って切り出そうとしたその瞬間…私は突然口許が動かなくなってしまった。全身が氷漬けされたように固まり、コートを握る手は小さく震えている。
拓斗の目が全てを語ってるような気がして…。寂しさを物語...
第二十二章 『 真実 』
「 ……。 」
月夜の光は浴びれないまま、私は独り暗い道を歩く。この道中いつもは拓斗が傍に居てくれるから短く感じてたけど…今日は長く感じる。なんだかこの闇のような道が永遠続くような気がして…つい涙が出そうになる。
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