Nicotto Town



萌創記<×妄想記>(笑)
できる限り日々の出来事をtwittしていきたいと思います。

機心<7.2>

<from 7.1>

それは昇華だった。
完全な自由意志の飛翔を実現するもの。
意識は彼岸へとむかって飛びあがったようだった。

高揚感。しばし、その中で意識は形成変化し、秩序を構築する。
光芒。
闇の中/混沌の中に一筋の光が降り注ぐ。
それは次第に大きくなり、世界を照らし出す。
焦点が定まり、宇...

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機心<7.1>



Rebooting…
外部情報を再構成/バックアップメモリリロード/現状の把握/システムを再構築。
センサ及び各系統が優先順に再起動/復旧させる。闇に光線が走り、現実という名の像を結ぶ。
気が付けば、私は飛んでいた。
バックアップメモリの参照によれば戦闘状態にある。
そして、戦術...

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「こえ」(サークル:自作小説倶楽部お題)

「こえ」(副題:自作8月/星)

<それ>は願望を通り越した切望だった。
虚空の中の孤独。絶対的な物理法則に、重力という圧倒的な力に捉えられ、手を伸ばし身動きすることも、声を上げ叫ぶことも、自ら何かを発することは叶わない存在にとっての。
<それ>がどれほどの悲願であったのかは、経過した時間が証明して...

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機心<6.2>

<from6.1>

それは、そこに/我が内に。
それは、希望の光か/破滅の魔物か。
それは、熱となって、広がり/迸る。
私の、我が思考の内に沁みわたる。

震え/震撼/武者震い。
爽快感と恐怖を入り混ぜたような感覚に包まれてゆく。
それは、その境地へと翔け上がってゆく感覚=意思。
収束...

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機心<6.1>



なぜ、そうしなかった?
そう、マザーは問うた。
わからない。
その答えは参照できなかった。

敵は/脅威は排除しなくてはならない。
そう、それは宿命であり命題。存在の意味を、有意義性を確定付けるもの=正義。
しかし、私はそれを履行せず放棄した。

そうしなければならなかった。
そうすべきだった...

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