【小説】紫翼のジーナ~14~
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/12/06 11:04:41
『紫翼のジーナ』6-①話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
クロストの後をジーナは無言でついていく。
前を行く男の背中を見つめながらジーナは考え事をしていた。
それは、先ほどのホルンとの死闘でもなく、自分の核羽の事でもない。前を歩くクロストの事を考えていた。
薬草を採取・加工し生計を立てるジアナ...
『紫翼のジーナ』6-①話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
クロストの後をジーナは無言でついていく。
前を行く男の背中を見つめながらジーナは考え事をしていた。
それは、先ほどのホルンとの死闘でもなく、自分の核羽の事でもない。前を歩くクロストの事を考えていた。
薬草を採取・加工し生計を立てるジアナ...
12月24日まであと1時間と迫った時間にバイトから帰宅した。
バイトのシフトで明日はバイトは休みだ。何も予定が無いのが泣ける。
こうなりゃ、ケーキ売りの飛び込みバイトとか無いものかと思案していたら、安アパートの乾いたチャイムが鳴った。
『よ!バイトおつかれさん』
右手に酒ビン、左手にコンビニの...
『紫翼のジーナ』5-⑤話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
突然、腕の中のリンが眩い光を放ち光りだした。
ジーナは戸惑いながらも記憶が少し蘇った。
「こ・・・この光は!そうだ、あの時のメニア族の魔導士の時と同じ光。ま、まさか!」
しかしながら突然、ジーナが光りだしたのをみたホルンは何事かと動き...
『紫翼のジーナ』5-④話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
ジーナは唯一動く左手をかざし防御の姿勢をとった。それが、まったく無意味だと判っていたが無意識に動いた。
今度こそマズいかと嫌な考えが頭をよぎった瞬間、動かした左手が誰かにぐいっと引っ張られた。
引っ張られたと同時に〈念〉によって封じられ...
『紫翼のジーナ』5-③話
原案:はじめあき
作者:しゅーひ
その頃、リンはひざをついた四つんばいで地面を進みながら
「核羽ちゃんや~い。どこですか~」と
真剣なんだか、不真面目なのかわからない口調でウロウロしていた。そして、
「青い羽ねぇ。あの時、どうも見た記憶があるような、無いような&helli...