春の頬 【 最終編/短編小説 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/03/27 02:09:16
春の頬 【 最終編/短編小説 】
彼女と離れてあれから6年が経った──。あれから俺はなんとなくで人生を過ごして来た。彼女だけ見つめてたあの時はもう戻る事もなく、ただ過ぎていく。
6年という長い時を超えた今でも俺の心に住んでいるのは彼女だけ。柔らかく小さな手を握ったあの時…俺は心に誓...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
春の頬 【 最終編/短編小説 】
彼女と離れてあれから6年が経った──。あれから俺はなんとなくで人生を過ごして来た。彼女だけ見つめてたあの時はもう戻る事もなく、ただ過ぎていく。
6年という長い時を超えた今でも俺の心に住んでいるのは彼女だけ。柔らかく小さな手を握ったあの時…俺は心に誓...
第三十一章 『 ケ ジ メ 』
「 …──坂谷君 」
私は目を見開いたまま、椅子ごと身を引いていく。一歩一歩ゆっくり歩み寄る彼の顔はいつの間にか数cmの距離にあった。私はただ顔を逸らし、目をギュッと強く瞑りながら唇を噛み締めた…。
その刹那、チクチクとただ秒針の音...
第三十章 『 不適な笑み 』
全てはケジメをつけ、幸せな日々を歩むため──…拓斗と何も考えず、しっかりと手を繋ぐために必要な事なんだ。そして拓斗ともう一度抱き締め合って、微笑める生活が出来るようにっ…。
私は拓斗と距離を置いた。坂谷君の事を完全消し去るために。通勤路...
第二十九章 『 真実を語る時 』
鳴り響き続ける携帯をただ只管眺め、凍りつく。そんな私を見て不安げに歩み寄る拓斗。そして携帯のほうへ視線を向けた瞬間、共に拓斗も凍りついた。
目を見開き、無言で私を見る。休日に男から電話が来ているなんて…そりゃ嫌だよね。私は慌てて電話の電源を切り、拓...
第二十八章 『 愛のキスと偽りのキス 』
「 ほら、入って? 」
ベロベロに酔った拓斗を抱え、入る寝室。拓斗はもう体がよれよれでとても歩けそうになかった。大きなダブルベッドにボフッと音を立てて寝転がらせる。
一段落し、額の汗を拭う。ここまで酔う拓斗を見たのは初めてだし、運ぶ程飲むなんてあり得な...