宇宙漂流☄反重力空母旭日(3)
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/01/02 14:47:15
ウィーン・・・ウィーン・・・ウィーン・・・
旭日艦内に警告音が鳴り響いた。
「総員配置につけ!旭日発進準備!」
艦内マイクで、朝雲艦長の号令がかかった。
次々と旭日のブリッジに乗員が入って来る。
航海班長 佐山大迩(さやまだいじ)は操縦席に座り運転パネルのスイッチを次々とオンにした。
「...
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ウィーン・・・ウィーン・・・ウィーン・・・
旭日艦内に警告音が鳴り響いた。
「総員配置につけ!旭日発進準備!」
艦内マイクで、朝雲艦長の号令がかかった。
次々と旭日のブリッジに乗員が入って来る。
航海班長 佐山大迩(さやまだいじ)は操縦席に座り運転パネルのスイッチを次々とオンにした。
「...
「朝雲艦長。地球に危機が迫っておる。旭日の製造状況はどうかね。」
山神総理は、パネルに映っている朝雲艦長をじっと見つめた。
「もうかれこれ製造を開始して10年の歳月が経ちますが、大きさが月ほどもある為になかなか完成には至りません。旭日は日本人1億人の避難用に計画されましたが、1人1部屋必要として...
西暦3×××年。
地球は、いつもと変わらぬ日常生活だった。
人々は、眠り、食べ、恋をしていた。
青い空には鳥が歌い、緑の大地には動物たちが走り回っていた。
その日常がある日突然破られた。
空が暗くなるほどの見慣れぬ戦艦に覆われたからだ。
その異形な姿に、地球人...
「こわいヘビさん、行ってしまいましたね♡」
クリスタルベティはニコニコしている。
「ベティありがとう。おばあちゃんの形見の指輪に精が住んでいたなんて驚いたわ。危ない時はベティ来てね。」
「かしこまりました。ベティ、まだ見習いですが勉強して来ますね。ではー。」
メイド姿のクリスタルベティは煙に...
「美代子さま!その指輪はムゲンさまがこの次元に送られた曼陀羅水晶で作られています。私の仲間の指輪の精を呼び出すことが出来ます。指輪をこすってみて下さい。」
美代子は指輪に手をかぶせると、手を左右に動かしそっとこすってみた。
指輪から、モクモク白い煙が噴き出した。そして、煙はメイド姿の若い女の子の...