恋の芽が出る頃に 【 第三十三章 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/04/06 18:45:34
第三十三章 『 蘇る 』
傷だらけの姿で目を閉じる夏芽を前に絶望に浸る。だがそんな俺の隣で「元気出せよ」と、励ますように座って微笑んでくれる友人。俺は数年前からコイツに救われてきた──。夏芽に一目惚れしてしまった時もコイツに励まされて、なんとか告白に漕ぎ着けたのだ。そう思えば、俺は翔馬がいなかった...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
第三十三章 『 蘇る 』
傷だらけの姿で目を閉じる夏芽を前に絶望に浸る。だがそんな俺の隣で「元気出せよ」と、励ますように座って微笑んでくれる友人。俺は数年前からコイツに救われてきた──。夏芽に一目惚れしてしまった時もコイツに励まされて、なんとか告白に漕ぎ着けたのだ。そう思えば、俺は翔馬がいなかった...
第三十二章 『 轢き逃げ犯 』
あれは一種のケジメなんだ、と自分に言い聞かせながら歩く。どこかも分からないホテルに連れて行かれて、彷徨う。なかなかタクシーの捕まらない道路に突っ立っていると、背後に気配を感じた。力強く捕まれた腕と共に振り返った私の体。そして目に映る息切れした男の姿──。私はただ体を...
傍に居るから 【 後編/短編小説 】
腕の中で涙を流す彼女を見ながら、自問した。これは自己満足なんじゃないかってね。でも何度尋ねたって帰ってくるのは彼女の鼻を啜る音だけ。僕の望んでる答えなんて…帰ってきやしないんだ。
彼女の唇をずっと奪いたいって思ってた。あの頃からずっと&hell...
傍に居るからね 【 前編/短編小説 】
傍に居るからね、と君へと手を伸ばす。だが君の小さな掌は僕の手を握ろうとしない。君の輝いた瞳が向く先は僕なんか居ない。…他の誰かだ。
それでも君が泣いてる時には傍に居たい。君がアイツのせいで傷ついた時でも傍に居たい。そして…、君が...
春の頬 【 最終章2/短編小説 】
◆ ◆ ◆
「 本当ッ!?結婚してくれるの…? 」
「 ああ、小林…いや、愛美。 」
まだぎこちない様子を見せながらも、俺は呼び方を変えた。女を下の名前で呼んだのは亜美香とコイツだけだ。
俺が呼び方を変えた途端、小林は目の色...