『精霊の世界、星の記憶』 第2話「森の精霊」
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/02/26 22:49:02
第一章 シリンダの森
「森の精霊」
少年はまだ夢を見ているかのように、ぼぉーっと周りの景色を見回した。焦点の合わない目で、大きな大木を見上げた。――そういえば、大きな樹の夢を見ていた。樹が何か言っていたっけ……。目が覚めたと思ったんだけど、まだ夢の中なのかな?と思いな...
第一章 シリンダの森
「森の精霊」
少年はまだ夢を見ているかのように、ぼぉーっと周りの景色を見回した。焦点の合わない目で、大きな大木を見上げた。――そういえば、大きな樹の夢を見ていた。樹が何か言っていたっけ……。目が覚めたと思ったんだけど、まだ夢の中なのかな?と思いな...
第一章 シリンダの森
「出会い」
朝のやわらかく淡い光が、すぅーっと木々の間から伸びてくる。朝一番のさわやかな風が吹き抜けて行き、森を目覚めさせていく。ザワザワザワ……、濃い緑が、森が起きていく音がする。その音を聞いて、眠っていた精霊たちは目を覚ます。そして、小...
『ドングリ君のお仕事』
ここは不思議な世界です。だから季節も不思議な季節で、草風、花風が吹いています。猫じゃらしの森にひっそりと、ドングリ君が隠れています。ドングリ君はこっそりとお仕事をしています。どんなお仕事かしらって?それはね、・・・・・・まだ内緒!!
ドングリ君はここで風を待っています。どんな...
お日さまとお月さま
むかしむかし、お日さまという男神さまとお月さまという女神さま
がいらっしゃいました。
お日さまとお月さまはいつも仲良く一緒にいましたが、他の神さ
またちはお二人が一緒にいることを嫌い、もんくばかり言っていま
した。なぜなら、お一人でもまぶしくてとても目も開けられま...