創作小説「雷獣」(7)
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/11/25 21:18:19
雷獣~復活遊戯~
第7話
「何が!?」
飛んできた勢いのまま地を滑ったものは鞘に収められた一本の剣。
北院の聖具、風の聖剣だ。
「どこからこんなものが……」
しびれが残る腕をかばいながら悔しそうに瑙羅が...
ここは「あき☆元綵」(はじめあき)の気ままなプログです。
趣味である創作活動の小説やアクセサリー作りなどいろいろ呟いてみたいと思います。
更新も不定期ですが、ゆっくりしていってください。
コメントをもらえると大喜びしますので、よろしくお願いします(笑)
伝言板も「伝言板」のカテゴリーに作っておりますので、気楽にどうぞ♡
雷獣~復活遊戯~
第7話
「何が!?」
飛んできた勢いのまま地を滑ったものは鞘に収められた一本の剣。
北院の聖具、風の聖剣だ。
「どこからこんなものが……」
しびれが残る腕をかばいながら悔しそうに瑙羅が...
雷獣~復活遊戯~
はじめあき
第6話
10年間、北院で育ち、あまり遠出をすることがなかった戯加にとって、西院の周囲は珍しいものばかり。
西院の敷地外に立ち並ぶ露店へと足を向ける。生活感溢れる雑多の中、法衣をまとった女が戯加を見つけニヤリと笑う。
 ...
雷獣~復活遊戯~
はじめあき
第5話
クルトの終了の言葉で皆席を立つ。
エンユもあくびをして首を鳴らす。
「終わった、終わった」
「ずっと寝てるなんてひどいです」
「ちゃんと出来てたじゃないか」
文句を言う戯加の頭に手を乗せ、戻ろうと促す。...
雷獣~復活遊戯~
はじめあき
第4話
森を抜けてきた所は大きな街。
緑溢れる北院と違い、奇麗に舗装された道には露店の市が賑わっている。
西院の《聖具》は杯で水を司るという事で、溢れんばかりの水を使ったモニュメントが至る処に設計...
雷獣~復活遊戯~
はじめあき
第3話
王都から北方にある栄えた町。
中心より少し離れた郊外に風の法術士が集まる法院がある。
国には王都を中心として東西南北と4つの法院が存在している。
それはこの国の学校みたいなもので、地の東院は学術中心の学校。
水の西院は医術。火の南院は武術、風の北院...