童話 原始の森の物語 星の馬編(12)
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/04/12 09:54:21
チコリはフウセンヤシを割ろうとしていました。
フウセンヤシの中には小さな粒々の実がたくさん入っています。
チコリは黄金鉄のナイフをフウセンヤシにつきたてました。
グシャ・・・
フウセンヤシは2つに割れて中から茶色の粒々が飛び出してきました。
チコリは一粒つまむとユリナの口に入れました。
...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
チコリはフウセンヤシを割ろうとしていました。
フウセンヤシの中には小さな粒々の実がたくさん入っています。
チコリは黄金鉄のナイフをフウセンヤシにつきたてました。
グシャ・・・
フウセンヤシは2つに割れて中から茶色の粒々が飛び出してきました。
チコリは一粒つまむとユリナの口に入れました。
...
ざわざわざわ・・・
見渡す限りの緑の草原が広がっていました。
ここは、風の大平原と呼ばれています。
草原の草が風になびいて光の波を投げかけます。
その草原に大きな岩がありました。
その岩の後ろにひとりのの少年が隠れるように身をかがめていました。
少年が見つめる先には一匹の馬がいました。
...
美麗な花々が咲き乱れ、紫色の蝶が求愛のダンスを踊るぽかぽか陽気のある日。
天命福招神社で宮司が庭の手入れをしていた。
天命福招神社は、長い歴史を持つ古事記のアマテラス関係の神々を祀っている。お参りをすると福がやって来ると評判の神社である。
その美しい境内にしゃがんで花を植えている宮司に後ろから...
時夫と美代子を乗せた時の鳥タイムバードは大きな羽を広げると空中に舞い上がった。
空中に穴が開き時の回廊へと続く通路のようなものが現れた。
時の鳥タイムバードはその回廊に入って行った。
回廊の中は、オーロラのように周りが輝いている。
地下鉄の中を走っている感じを想像してもらいたい。周りがオーロ...
「ナノシールド管への閉鎖弁解除。」
人工太陽の閉鎖弁がゆっくり開いて行き、爆発的なエネルギーが動力へ流れ出した。
「光子エネルギー、充填増幅中。」
動力室機関長の東堂一之介(とうどういちのすけ)の低い声が艦内マイクに響く。
「光子エネルギー、重力波変換開始。」
司令ブリッジの佐山大迩航海班...