次の日の朝、一番に目を覚ましたのはアーシャンだった。
トノスカたちはまだソファーや床に寝転がって寝ている。
昨日の夜、酒を飲んだあとにみんなでレストランの2階にあるペスカトーレの部屋に上がって寝たのだ。
アーシャンは寝ている3人を見た。
それから、1階のキッチンへ行って人数分のオムレツを焼いた。
焼...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
次の日の朝、一番に目を覚ましたのはアーシャンだった。
トノスカたちはまだソファーや床に寝転がって寝ている。
昨日の夜、酒を飲んだあとにみんなでレストランの2階にあるペスカトーレの部屋に上がって寝たのだ。
アーシャンは寝ている3人を見た。
それから、1階のキッチンへ行って人数分のオムレツを焼いた。
焼...
ふたりとも、本当はステーキのレシピなどどうでもよかった。
だけど、また12歳の頃のように洞窟を探検することにワクワクしてた。
しかし、今度の探検で発見するものは水晶では無く、もっと危険なものだ。だから、教師として、料理人として、ちゃんと身を立てているふたりを巻き込みたくない。と思っているのも本当だっ...
ペスカトーレは高等部になったとき、CCBのやつらに父親を殺された。父親のトレジャーハンターの仕事がうまく行きすぎていたのだ。
父親の見つけてくるピンク水晶は程度の良いものが多く、大儲けしていた。それに目をつけたCCBのやつらが自分たちの町で水晶を取らせてやってるんだから売り上げから8割の分け前をよこ...
ブルーの家から外に出た4人は何も言わずに歩いた。
コーヒーショップの前を通りかかったとき、ペスカトーレが遠慮がちに言った。
なぁ、昼飯食わないか?
マカが言った。
いいな、おれも腹減ったぜ。
なあ、みんな朝から何も食ってねえだろ?
トノスカとアーシャンはふたりの問いかけに答えずに黙っていた。...
トノスカたちは洞窟から町へ戻るとすぐにブルーの家に行った。
アーシャンだけは今日はブルーに会わない方がいい。と反対したけど、トノスカたちは絶対に会いに行くと言って聞かなかった。
トノスカもマカもペスカトーレも、血の約束を破られたことにすごく怒っていた。
特にトノスカは顔を真っ赤にして激怒していた。
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