ベリルは辺りを見渡す。「どこだここ?どうしてボクはここに?」と、質問をするもシャリルも首を振っている。「・・・そうだよな。シャリルも分からないよな。どっちから来たのだろう?せめてそれぐらい分かれば」と、ベリルは下を向く。地面に右という矢印がある。偶然だろうか。いや、偶然にしてはできすぎて...
グイ・ネクストのつぶやきなどを日記でつづっております。
あと詩をつぶやいたりします
感謝の言葉を発信していきます
ベリルは辺りを見渡す。「どこだここ?どうしてボクはここに?」と、質問をするもシャリルも首を振っている。「・・・そうだよな。シャリルも分からないよな。どっちから来たのだろう?せめてそれぐらい分かれば」と、ベリルは下を向く。地面に右という矢印がある。偶然だろうか。いや、偶然にしてはできすぎて...
緑の頭巾を被り直し、ドゥナッサは「くっく」と、笑う。 頬に3本爪の傷がある暗殺者だ。
その後ろからは赤いローブを着ていてフードで顔を隠した男が現れる。「何だ、もう酔っているのか?」と、赤いローブの男、バアルは言う。「これが酔わずにいられるか。くっく」と、ドゥナッサは笑う。「それぐらいにしてお...
第2話 狂人
シャリルは白い大理石の廊下を歩きながらもイライラとしている。前を歩くラスクが笑っているせいではない。
兄を眠らせてしまった事と兄を浮遊の術を使用して連れ歩く事に。
ラスクはしゃがみこみ、花壇の1つから黄色の薔薇を1本摘みとる。「シャリル・・・そう怒るな。ここが応接間だ。」と、ラスクが...
「兄の気が強いのも・・・そなたの仕業か。この兄のオーラを読み取る限り、とてもとても反論できるようには見えないというのに」と、ラスクはシャリルを見つめて話し続ける。
「・・・転送」と、シャリルはつぶやく。
「なら、わらわも転送。」と、ラスクもつぶやきつつ、右手を高速で動かして行く。1つが展開され、...
チルベッタ通りの8丁目は誰もが知る貧民街。
ここ魔法都市ディーンではある意味有名な場所だ。
そこで1人の少年が歌を歌っている。少年の名はベリル・スターレットという。
金髪でエメラルドグリーンの目をしているという事を除けば、どこにでもいる少年だ。茶色のチョッキを着ていてその下は土で汚れた襟のあ...
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