Smile again 【第五章】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/10/11 16:57:04
第五章 『哀しみの記憶』
あれから結局私は眠っていた。何もやることもなく、一人眠りに落ちて涙を零していた。今日もまた、祐樹を想って泣いた。でもいつもとは少し違う感じだった。心の重さが違った。いつもより軽くて涙の量も少量になっていた。それでも彼を想って泣く、という行為は消えなかった。
「&hellip...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
第五章 『哀しみの記憶』
あれから結局私は眠っていた。何もやることもなく、一人眠りに落ちて涙を零していた。今日もまた、祐樹を想って泣いた。でもいつもとは少し違う感じだった。心の重さが違った。いつもより軽くて涙の量も少量になっていた。それでも彼を想って泣く、という行為は消えなかった。
「&hellip...
第四話 『触れた手』
静寂に包まれた部屋で鳴り響く一本の電話。身を縮ませ、一歩、また一歩と携帯に近づいて行った。画面に浮かび上がる名前はあの人の名前だった。あの夢の後だからだろう。携帯を取るのが遅れてしまった。
「もしもし…」「もしもーしっ!あれ?元気ないな。」
陽気な長谷川君の声は不...
第三話 『誰を愛す?』
寒い公園のど真ん中、二人肩を並べて笑い合う。こんなの何年振りだろう。しかも男の人となんて本当に彼氏以来だ。酔い覚ましに買った水を片手に話す私たちの影が伸びる。このまま夜通しで喋ってしまいそうだ……。
「寒くないか?」
ふと尋ねる彼。私はゆっくり首を...
第二話 『拒んでも』
拒んでも拒んでも避けられない道というモノはやってくる。どんだけ首を振ろうともその道を通らなくてはいけなくなる時が来る……。そう。まさに今がソレだ。
「乾杯~!ささ、皆飲んで飲んでぇ」「今日は張り切っちゃうぞ~」
避けられない道…、それは...
ーSmile again-
いつからだろう、笑えなくなったのは。いつも私の顔から出るのは愛想笑いだけ…それ以外の笑いはどこにもない。心底笑う、という事を忘れてしまった私には生きる価値はあるのだろうか……?いや、無いだろう。そんな声が後を立たないんだ。そんな私...