Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。

そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。

小人への手紙 (4)

ローレンス.ブコワスキーから返信の手紙が届いた。
手紙を出してから10日後だ。
便せんを開けて二人でそれを読んだ。

「あなたたちにいただいた内容と同じような手紙を年に一度は受け取ります。その全てが空想のものか、からかい半分なものばかりでした。
しかし、あなたたちの手紙のように小人の言語で手紙をつづ...

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小人のいい日 (3)

今日はふたりで朝からのんびりしている。

レコードプレイヤーでBon Iverを聴いてる。
彼女は、この曲好きだな、ぼくは。と言って、身体をのばした。
「Wash.」という曲だ。



そろそろ朝ごはんにしようか。
と、コーヒーを入れる。
パンと目玉焼き、それからヨーグルト。
彼女はブラックベリーを...

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小人のケンカ (2)

小人はいつも夢を見ていた。
自分以外の小人と出会うこと。
それと、自分も他の人間たちのような「大きな人」になること。


夜、二人でお酒を飲む。
彼女は何度かそのことについておれに話した。
彼女のその夢をかなえてやりたかった。


おれはなんとか彼女が普通の人間になるその方法は無いか、また、他にも彼...

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小人との結婚 (1)

たぶん、10年くらい前に書いた小説なんだけど、一応連載小説みたいな形で書いてある。結構気に入ってる話なので、今日から、その連載をスタートするね。
タイトルは「小人〜〜〜〜」とはじめに「小人」をつけて、最後に(1)とか(2)とか、連載の何番目かを示す数字を書いたら、もしも、誰かが初めから読みたいときに...

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おれの趣味の一つは小説を書くこと。
通勤にはよく地下鉄を使うから、乗ってる時間は携帯で小説を書いてることも多い。
集中してしまって、つい乗り過ごしちゃうこともしばしば。。
全然、発表したり、何かに応募したりはしてないんだけど、たまにここにちょっと短いのでも載せてみようかな。と思い、とりあえず一つ、い...

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