Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。

そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。

窓の外、満天の星空を知らず

小人の小説を一旦お休みしてる間、ちょっと他の短い小説でも載せてみようか、とPCのフォルダを探してみると、いつ書いたのかわからないとても古いのが見つかりました。これは、小説とは言えないような作品で、なんというか、一場面を切り取ったものです。しかし、そのたった一場面で、たぶん、出会った男女が、まるでバラ...

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お知らせ

何人かの方々が、小人の連載小説をいつも読んでくれて、ありがとうございます(^-^)
みなさんがミルに温かい気持ちを持ってくださってることがわかるコメントの数々、いつも拝見して嬉しく思っています。
ちなみに、今後は、さく、ボッツェリーニさん、ローレンスさんなどの登場人物たちもよろしく(^-^)どうして...

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小人のあてのない旅 (12)


ミルは窓ぎわにあるでっぱりに立て膝で座り、窓に手をついて流れていく外の景色を眺めてた。
その都度、「あ、牛。」だの、「きれいな川~~。」だの、「おーきーくもーー。」だの、「うみーーーー!!」だのと言って楽しんでる。
二人で列車に乗り「あてのない旅」に出たんだ。


「あてのない旅」ってなんだろう?...

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小人の風邪 (11)


ミルが風邪をひいた。


彼女の場合、それが人間でいうところの「風邪」なのかわからないけど、せきをして、熱があって、汗をかいて布団の中でふうふう言ってる。
普段は高いからあまり買わない日本食材店で梅干しを買ってきて、おかゆを作った。
たまごとまぜて、梅干しを上にひとつぶのっけたおかゆ。

ミルはあ...

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小人とぐるぐる巻きの噴水 (10)

レコードプレイヤーからキース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」が流れている。
彼は相変わらずピアノを弾きながら唸り声をあげる。
小説を書く手をとめて、おれは彼のピアノと唸り声を聞いていた。
彼は自分の魂を指先に乗り移らせて即興でメロディをつむいでいくから唸り声がでてしまうんだろう。なんてことを...

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