Nicotto Town


小説日記。


未来日記所有者14thの日記。
その日の出来事が「全て」小説のように綴られている。
しかし一日一回しか未来が更新されないので、大まかな事しか解らず精密さに欠けイレギュラーに弱い。

お嬢様と殺人鬼。ⅲ


「…出せよ…ぉお……出せっつってんだろぉぉおおおお?!?!」 がしゃがしゃと乱暴に檻をゆすっても、俺の手が痛くなるばかりだった。
 棘の生えた格子は掴むだけで血が滲む。「んー。ごめんね、もう少しだけ待っててくれないかなぁ」 俺を檻に閉じ込めた...

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お嬢様と殺人鬼。ⅱ

「………また、逢えるのかよ」 この広い世界で。
 どうやって、たった一人の少女を探せって言うんだ。
 手がかりも何も無い状態から一体どうやって。 ぽつりと空に呟いた言葉に、当然返事は返って来ようはずもなかった。
「…え」 どうやら俺が目覚めた場...

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お嬢様と殺人鬼。ⅰ【アリスサークル】



#-貴女の為なら何度でも、生き返ってやる


 住まわせてもらっていた家が火事になった 大して俺を可愛がってくれていなかった家の人は 夜だったから全員逃げ遅れた
 放火だった
 でも俺には興味が無くて 俺は帰る場所が無くなった迷子になった
 捨てられたのとは違って 野良としての知識も何も無い俺は...

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残像と墓標。【アリスサークル短編】

#-死んだ少女の幻想は
 顔を斬られた、と気づいたのは既に自分が吹っ飛んでいると気づいた時だった。
 
「――ッ?!!」 どごしゃああっ、と瓦礫と化した城壁に、艶やかな黒髪をした少女が叩きつけられた。
 べしゃっと顔から硬い石畳に突っ込んで、痙攣するようにびくんと不気味に全身を引き攣らせてから、
 ...

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女王様と有望な騎士。【アリスサークル短編】

#-彼女はわがままである
―――― 生真面目なのが取柄です ですが時には不真面目な時もあります
 貴方の主としての命令には、きっと8割方従うでしょう 残りの2割は反発です それを口に出すか出さないかは、貴方との信頼関係の度合いによります 貴方を信頼していれば、何でも口に出して貴方に私の意志を伝えるで...

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