Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。

そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。

海の見える町 (3)

ベッド&ブレックファーストに戻ると、穏やかで香ばしい朝食の匂いがした。主人はキッチンでまだ料理しているようだ。おれが帰ってきたことに気づいたようで、キッチンから食堂へ出てきて、お帰りなさい。今朝はいい魚がたくさん手に入ったんです。今、お昼の仕込みをしていたんですよ。せっかく日本人のお客さんが...

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海の見える町 (2)

たぶん寝たのがまだ9時ころだったので、翌朝はずいぶん早く6時ころには目が覚めた。ワインを相当たらふく飲んだのに、二日酔いにはなってなくて、むしろ腹が減っていた。昨日、あれだけ食べた料理はどこに消えたんだろう、と思うほど健康的に腹がぐう、と鳴った。
歯磨きをして顔を洗い、トイレへ行く。一通りの朝の儀式...

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海の見える町 (1)

これは、かなり好きな小説なのだけど、まだ途中まで。とりあえず一区切りついたところで、止まってる感じ。そのうち、続きを書きたい小説の一つ。それを丸ごと載せようとしたら、余裕で1万文字超えてて、これは3,000文字までなので、載せれなかったから、3〜4回に分けて載せようかね。
ということで、今日は第一回...

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部屋

これも何年か前に書いた小説。かなり短編なのだけど、結構お気に入りで、たまに自分で読む。
これは自分としては、上手に一つの感覚を表現できたのかも知れないね。では、お時間あれば読んでいってくださいな。












「部屋」


ちいさなボリュームでフローリングの床を叩く音は、一定のリズムをキ...

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窓の外、満天の星空を知らず

小人の小説を一旦お休みしてる間、ちょっと他の短い小説でも載せてみようか、とPCのフォルダを探してみると、いつ書いたのかわからないとても古いのが見つかりました。これは、小説とは言えないような作品で、なんというか、一場面を切り取ったものです。しかし、そのたった一場面で、たぶん、出会った男女が、まるでバラ...

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