叶わぬ願いはもういらない…3
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/08/19 20:46:29
姉はそそくさと出ていった。
冷静に考えれば考えるほど、どうなっているのか分からなくなる。この状況…過去?…ここは過去なのか?
僕は部屋に戻りカレンダーを見た。2010年7月のカレンダーのはずが2008年7月になっている。
「2008年?どうなってんだ?&h...
もう一度…
姉はそそくさと出ていった。
冷静に考えれば考えるほど、どうなっているのか分からなくなる。この状況…過去?…ここは過去なのか?
僕は部屋に戻りカレンダーを見た。2010年7月のカレンダーのはずが2008年7月になっている。
「2008年?どうなってんだ?&h...
「ルミ・・・・」
僕は、思わず立ち上がった。その驚いた顔を見た彼女はクスッと笑う。可愛らしい笑顔で呆然としている僕を見つめた。僕は辺りをきょろきょろと見回し、ルミはその不思議な感覚を楽しんでいるかのように微笑んだ。
もう一度声を出そうと思ったその瞬間だった。 その瞬間、僕の画面が黒くなる。僕は目...
突然ですが、あなたには忘れられない人がいますか?
僕にはいます。1年ほど前に別れてしまった元彼女。別れた日からは一度も連絡を取らず、彼女の顔も見ていません。
僕は彼女と別れた事を後悔していています。何故別れてしまったのか、何故彼女を守ってやれなかったのか。
後悔は後から後から出てきます。
...
波紋から見えたクリスマス
街はクリスマス一色に染まり、誰も彼もが心躍らせている頃…
俺は1人川縁を歩いていた約束していた人にドタキャンされて、どうにも途方に暮れるしかなかった
悲しさ、悔しさ、情けなさ、負のイメージを考える余地もないほど頭の中は空っぽ
待ち合わせの場所からここまで来た...
意味もなく…
カレーを作ってくれるという彼女
俺は邪魔をしないようにずっとテレビを見ていた
「出来たよ、味見して」
うまくできたのか、嬉しそうな声で俺を呼ぶ
キッチンをみると大なべが火にかけられている
カレーはたくさん作ったほうが美味しい
そうは言うけれど、二人で食べるには多すぎ...