太陽星人 オメガフレア(パイロット版4話)
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/05/28 16:16:32
歪なごつごつした突起が無数に突き出している小さな塊が宇宙空間に何千と漂っている。惑星の衝突で出来た大小の欠片だ。
暗殺者スパイダーキラーは、小さな塊のひとつに高熱曝射レーザー砲を発射した。
「ズドドドドドーーーン」
レーザーが塊にあたると、塊は四散した。
「出てこい!隠れているのは分かってい...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
歪なごつごつした突起が無数に突き出している小さな塊が宇宙空間に何千と漂っている。惑星の衝突で出来た大小の欠片だ。
暗殺者スパイダーキラーは、小さな塊のひとつに高熱曝射レーザー砲を発射した。
「ズドドドドドーーーン」
レーザーが塊にあたると、塊は四散した。
「出てこい!隠れているのは分かってい...
星々の瞬きを背に受けて、揺り篭は地球に向けて高速で飛んでいた。
「生命維持装置安定しています。」
マモル王子はすやすやと眠っている。
ふとメルは後方に何者かの気配を感じた。
「何かが追跡してきているようだわ。小型の戦闘機・・・」
「対象物の方が高速で振り切れない・・・」
「このままでは、...
暗黒大帝ゾルバは暗黒浮遊要塞ブラックシャドウの追跡微粒子レーダーの警報音を聞くと低く恐ろしい声をあげた。
「パール星の住民を一人残らず殺せと命じたのに分からぬのか?」
「はっ!しかし、あのような小さなものまで気になさらずともよいと思いまして・・・」
暗黒浮遊要塞ブラックシャドウの艦長は汗だくだ...
時間と空間の狭間、どこまで広がっているのか光の輝きが瞬いている。
その光の星の元にパール星と呼ばれるひとつの惑星があった。
かつて美しかったその惑星は今や荒れ果てていた。
青々とした森は枯れ、川は干上がっている。
繁栄を極めたであろう都市は廃墟と化していた。
ある日突然、宇宙から降伏を求め...
第3章 月下の変身
からくり時計が動き出した。
この屋敷にはからくり時計がある。
3巻建ての3階部分にからくり時計があり、2階の突き出したバルコニーから眺められるようになっている。
からくり時計の屋根の先端に月がかかると幻想的な雰囲気が出る設計になっている。
そう、今日は満月だ。
屋根の先端が...