Nicotto Town



ASOBI足りない

Be:14 Otenba chan

僕とガントはどちらからともなく、灯りの下に移動した。

「シニアタウン、行かねえか?」
ガントが言った。

「僕あんま他の街知らないんだけど、どんな場所?」

「年配の人が集まってる街だ」

「なんでそんな場所?」

「安全だ」

「そこで、これが終わるまでかくまって貰うのか?」

「まさか。そうい...

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Be:13 kyoudai

「ここから移動するか。撃ってきたのが何者か知らねえけど、
この期間中でも禁止の銃を使って来るなんて相当ヤバいぜ」
走りながらガントが言った。

「だな…」
相手を確認するべきだったのかも知れないが、今更悔いても仕方がない。
これからどうするかが大切だ。

「これからどうするよ」
ガント...

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Be:12 ggantho

「大丈夫ですか!?開けてください!」
僕が閉めたドアをガンガン叩く。ホテルの従業員が来たようだ。

「問題ないです」

「でも爆発があったと連絡がありました!」
彼がいらつきながらドアの方を睨む。ばれると面倒なので、手で制してなだめる。
従業員との会話を続ける。

「爆発?悪い夢でも見たんでしょ」
...

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Be:11 big

しばらく考えていたが、いい案は思いつかない。それどころか、思考はどんどんネガティブになっていく。

愛香はもう寝入ったようで、その微かな息遣いが聴いてとれる。
自分のベッドまで一度戻ると、ベッドの横にあった鞘を失った剥き出しの剣を手に取った。

こういうのって、なにで手入れするんだろ…...

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Be:10 daichi

気がついたのは真夜中だった。
僕はベッドで寝ていたようだ。布団を剥がしながら、隣を見る。
ランプを挟んだ向こうで愛香がもう1つのベッドで寝ていた。
 
「起きてる?」
 
「…」
返事はなかったが、怯えていたせいか、揺れたその肩で起きているのが分かった。
 ...

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