キラとニクラの大冒険 (26)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/10/15 11:22:28
ぱっぱっぷすはこの池から、めくらの家までどうやって行けばいいか知っていた。
ぱっぱっぷすはふらふらと足元がおぼつかなかったけど、先頭になって森の中を向こう側の山に向かって進んだ。
足を引きずって歩くポルコに合わせて、ゆっくりと歩いた。
キラとニクラは途中で何度もポルコの足を池からくんできた冷たい水で...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
ぱっぱっぷすはこの池から、めくらの家までどうやって行けばいいか知っていた。
ぱっぱっぷすはふらふらと足元がおぼつかなかったけど、先頭になって森の中を向こう側の山に向かって進んだ。
足を引きずって歩くポルコに合わせて、ゆっくりと歩いた。
キラとニクラは途中で何度もポルコの足を池からくんできた冷たい水で...
ポルコもキラもニクラも、どこへ向かって走っているのかわからなかった。すると、キラの頭にまたメッセージが送られた。
飛び込め!
キラはなんのことかわからないけど、ニクラに叫んだ。
飛び込んで!
すると、さきに池が見えた。
ニクラはポルコに、止まらないで、進んで!と合図した。
ポルコはそのまま止...
ぱっぱっぷすが叫ぶと、魔物は大量のよだれをぼたぼたと垂れ流しながら、ぱっぱっぷすのほうに振り向いた。
ぱっぱっぷすは魔物の顔が自分に向いた瞬間、もう一度渾身の力でモリを放った。
モリは魔物の顔と腕の間に突き刺さった。
しかし魔物は大きな叫び声をあげながら、ぱっぱっぷす目がけて腕を振り回した。
ケガを...
ニクラはキラに言った。
やっぱりぼくはここに残るよ。ぱっぱっぷすをひとりで置いて行けない。きっとぱっぱっぷすは死ぬつもりだよ。
キラも言った。
うん、わたしも残るわ。私もぱっぱっぷすとぱっぱっぷすのお家を守る。
ふたりが、お礼を言おうとしたら、いつのまにか緑のちいさな精霊はいなくなっていた。...
キラもニクラもこの時はわかっていなかったが、ふうせんばくだんを作るあの巨大な機械を動かしていたとんがりぼうしは大きな力を持っていた。そのとんがりぼうしのおかげで白いいきものたちは、魔物たちから襲われることが無かったのだ。しかし、とんがりぼうしが消滅したことで、森のバランスは崩れ、魔物たちは前よりもず...