キラとニクラの大冒険 (31)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/10/23 10:40:44
ニクラ!おい!ニクラ!!!
遠くのほうで、かすかに声が聞こえた気がした。
おい!目を覚ませ!!ニクラ!!キラ!!!
また声が聞こえると、ぐわりぐわりと身体が大きく揺さぶられて、顔に水をぶっかけられた。
ニクラはやっと目を覚ますと、ぼんやりとした視界の中にぱっぱっぷすの顔が見えた。
ぱっぱっ...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
ニクラ!おい!ニクラ!!!
遠くのほうで、かすかに声が聞こえた気がした。
おい!目を覚ませ!!ニクラ!!キラ!!!
また声が聞こえると、ぐわりぐわりと身体が大きく揺さぶられて、顔に水をぶっかけられた。
ニクラはやっと目を覚ますと、ぼんやりとした視界の中にぱっぱっぷすの顔が見えた。
ぱっぱっ...
そう言いながら、ニクラは素早く骨を削っていった。
ニクラはすぐに一本の白い骨のモリを作り上げた。
ぱっぱっぷすのモリよりも短くて軽かった。
かんたんに先を削ってから、木の取っ手にモリをそえた。
ナイフで軽くしるしをつけてから、そこを削って穴をあけた。
何度かモリを穴に入れながら、穴の大きさや角度を調...
その日はとてもいい天気で、ポルコはのんびりと坂道を下っていた。
足はすっかりよくなったようだった。
海はあと1週間くらいかかるんじゃないかな?
ニクラが言った。
それからニクラとキラはぱっぱっぷすに、100年前の海難事故のこと、7つの頭を持つ蛇のこと、イランという宝物のこと、50年前にイランを...
4人は朝食をお腹いっぱい食べた。
ベリーのハチミツ入りのジャムはとても美味しかった。
食べ終わったあとは、ニクラとキラがてきぱきと片付けた。
おまえたちはよく働くねえ!!!
うちの子になるかい??!!!
役に立ちそうだ!!
と、ハナ婆は食後のパイプを盛大にもくもくとふかしながら、大きな声で言った...
老婆は、草をはんでいるポルコのおなかにそっと手のひらを当てて、じょじょにその手を強く押し当てていった。
ニクラとキラがそのままポルコのおなかの中に老婆の手が入ってしまうんじゃないだろうか、と思うほど、老婆は強く手のひらを押し当てた。
老婆はさらに強く手のひらでポルコのおなかをぐんっと押した。
すると...