キラとニクラの大冒険 (32)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/10/24 07:56:27
翌朝、3人は騒々しい鳥の鳴き声で目が覚めた。
テントから出ると、空にたくさんのエスパーという海鳥たちが海から逃げるように飛んで、空一面を覆い尽くすほどだった。
3人は、またあやかしのしわざかとも思ったけど、歌声は聞こえてこないし、どうやら違うようだった。
ぱっぱっぷすはぺきぺきという植物の茎で歯を磨...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
翌朝、3人は騒々しい鳥の鳴き声で目が覚めた。
テントから出ると、空にたくさんのエスパーという海鳥たちが海から逃げるように飛んで、空一面を覆い尽くすほどだった。
3人は、またあやかしのしわざかとも思ったけど、歌声は聞こえてこないし、どうやら違うようだった。
ぱっぱっぷすはぺきぺきという植物の茎で歯を磨...
ニクラ!おい!ニクラ!!!
遠くのほうで、かすかに声が聞こえた気がした。
おい!目を覚ませ!!ニクラ!!キラ!!!
また声が聞こえると、ぐわりぐわりと身体が大きく揺さぶられて、顔に水をぶっかけられた。
ニクラはやっと目を覚ますと、ぼんやりとした視界の中にぱっぱっぷすの顔が見えた。
ぱっぱっ...
そう言いながら、ニクラは素早く骨を削っていった。
ニクラはすぐに一本の白い骨のモリを作り上げた。
ぱっぱっぷすのモリよりも短くて軽かった。
かんたんに先を削ってから、木の取っ手にモリをそえた。
ナイフで軽くしるしをつけてから、そこを削って穴をあけた。
何度かモリを穴に入れながら、穴の大きさや角度を調...
その日はとてもいい天気で、ポルコはのんびりと坂道を下っていた。
足はすっかりよくなったようだった。
海はあと1週間くらいかかるんじゃないかな?
ニクラが言った。
それからニクラとキラはぱっぱっぷすに、100年前の海難事故のこと、7つの頭を持つ蛇のこと、イランという宝物のこと、50年前にイランを...
4人は朝食をお腹いっぱい食べた。
ベリーのハチミツ入りのジャムはとても美味しかった。
食べ終わったあとは、ニクラとキラがてきぱきと片付けた。
おまえたちはよく働くねえ!!!
うちの子になるかい??!!!
役に立ちそうだ!!
と、ハナ婆は食後のパイプを盛大にもくもくとふかしながら、大きな声で言った...