最高の祝福 【 短編小説 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/12/19 18:33:25
最高の祝福 【 短編小説 】
…今、私の片思いは儚く散っていった。ずっと大事に握り締めてたつもりの温もりが手の隙間からするりと抜け出していく。彼のためにしてきた事、積み上げてきた事、全てが崩れていった気がした──。
──そんな私の目の前に繰り広げられる光景は、彼が彼女の隣で見せる最高...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
最高の祝福 【 短編小説 】
…今、私の片思いは儚く散っていった。ずっと大事に握り締めてたつもりの温もりが手の隙間からするりと抜け出していく。彼のためにしてきた事、積み上げてきた事、全てが崩れていった気がした──。
──そんな私の目の前に繰り広げられる光景は、彼が彼女の隣で見せる最高...
第十一章 『 月の光 』
ファミレスの静かな女子トイレに篭る。目の前に広がるのはやつれた私の顔……。
唇は荒れきっており、目にはクマがくっきりとできている。整えたはずの前髪はボサボサになってしまっている。
──これが今の私か。
何かを分からされたような気がした。
...
第十章 『 夏芽の魅力 』
重いのか軽いのか分からない足をファミレスへ向かわせる。気候は春だと言うのに相変わらず冷たい風が吹いている。体に当たる突風が妙に痛い。
早くファミレスに行かなくては。
そう思う反面、行きたくないという気持ちがあるのも事実。やっぱり後ろめたい”何か&rdqu...
第九章 『 事の重さ 』
美由の違和感ある行動の謎を解く鍵は一つ。本人に直接聞く事である。
「 お疲れ様でした~ 」部室を出る際、先輩に軽く一礼をする。
そしてすぐに取り出したのはスマホだ。勿論、開いた番号は『美由』と書かれた場所である。
美由から聞き出さなくては、モヤモヤが収まらないし。美...
愛する条件 【 短編小説 】
たまたまふらりと寄った本屋に並ぶ女性雑誌。その表紙にはデカデカと『愛される条件』などと書かれている。
まあ、よくある表紙のキャッチコピーだ。どの雑誌もクリスマスシーズンになってからそんなのばかり書いてある。いい加減飽きてきたし、そこまで興味もそそられない。
今日も...