キラとニクラの大冒険 (40)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/11/02 08:10:01
キラはこすもすの背にも手を置いた。
キラは、もうすでにツキだけではなく、こすもすとも感覚を共有していた。
空気の玉を一つにしたあと、キラはいつのまにか、自分の体の中にこすもすの感覚もあることがわかったのだ。
キラはツキとこすもすと、もっとはやく!もっとはやく!という意識を共有した。
じょじょにスピー...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
キラはこすもすの背にも手を置いた。
キラは、もうすでにツキだけではなく、こすもすとも感覚を共有していた。
空気の玉を一つにしたあと、キラはいつのまにか、自分の体の中にこすもすの感覚もあることがわかったのだ。
キラはツキとこすもすと、もっとはやく!もっとはやく!という意識を共有した。
じょじょにスピー...
人の気持ちをわかる。という言葉があるでしょ?
おれは結構人の気持ちをわかる方だと思う。全てはわからないし、必ずしもおれが感じとった通りだとは限らないけど。たまに驚かれることもある。どうして、わかってしまうの?今、ケニーさんが言ったことは本当に私の心にあって、でも、自分ではうまく言葉にできなかったこ...
キラは手をふりながら、ぱっぱっぷすのほうへ泳いで、すぐに近くまで来た。
ぱっぱっぷすは、大丈夫だったか?!キラ!!と、大きな声で言ったけど、やはりその声はほんの少ししか聞こえなくて、このままでは話ができなかった。
キラはぱっぱっぷすとこすもすにすぐ隣に近づいて、ツキとこすもすの二つの空気の玉をひとつ...
3人は次の日も朝からすばるからくりの練習をすることにした。
ぱっぱっぷすは昨日の夕ごはんのときにはもう機嫌がなおっていて、魚や蜂蜜パンをもりもり食べていた。
3人はすばるからくりを波打ち際に置くと、ツキとイルカはすぐに動きだした。
でも、ぱっぱっぷすのこすもすはやっぱりまだ動かなかったので、キラ...
それは言葉でも音でもなくて、耳のうしろのあたりに感じるものだった。
キラは、はじめなんだかわからなかった。
痛くはなかったけど、少しくすぐったいような感覚で、ツキが動く方向を感じ取れた。
キラは、すぐにこれがすばるからくりと意思がつながるということなんだ。と、わかった。
キラはためしに、頭の中で、...