才能の無い人間は努力するしかないと人は言う。
努力をし続けるのも才能なんじゃないかって俺は思う。
つまり、今の俺は持てる才能をすべて使っているってことだ。
こんな日差しの強い日にもくもくとグランドをダッシュしている。
クラブの顧問の先生の笛の音が短く高い音で鳴り響く。
やべぇ、もう次が俺の番だ。...
才能の無い人間は努力するしかないと人は言う。
努力をし続けるのも才能なんじゃないかって俺は思う。
つまり、今の俺は持てる才能をすべて使っているってことだ。
こんな日差しの強い日にもくもくとグランドをダッシュしている。
クラブの顧問の先生の笛の音が短く高い音で鳴り響く。
やべぇ、もう次が俺の番だ。...
『俺ってぇー、雲がつかめるんだぜぇー』
2人で行った夏祭り。
私が食べていた綿菓子を勝手にちぎって食べた彼。
『ほらな?あははは~』
綿菓子ありがとうの一言もない。だけど憎めない笑顔。
バカじゃないの?というまえに私も笑ってしまった。
『俺さぁー、オマエと一緒にいてすっげーウレシ...
暖かな日差しが部屋に入ってきた時間になってようやく目が覚めた。
時計を見たら10時を少し過ぎている。
昨日の酒が少し残っているのか頭がふらついた。
『おーい・・・・コーヒー沸かして・・・』
そういえば、アイツは出て行ったんだっけな。同棲半年、俺としては長かったな。
重い体を起こして、コーヒ...
『エミさん、大丈夫ですか?』
後輩のヨウコちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んだ。
『え?うん。大丈夫。ちょっと考えてたの』
無理やり笑顔を作って、パソコンに向かった。
とりあえず、この資料は今日中に仕上げよう。来週のプレゼン資料だからね。
うん。がんばっちゃうよー。ワタシは仕事に生きるんだー。
女...
14年生きてきて、初めて知った事実がある。
どうやら世の中には【魔法少女】っていうのが本当にいるらしい。
『魔法じゃないよ!黒魔術だよ!マモ兄ぃ!』
妹のミサキが目を三角にして僕につっかかってきた。
黒魔術?を使う女なら魔法少女ではないのだろうか?
『だー!ぜんぜん違うんだよー!もういいよ。...