調子に乗って腐ってみました 終
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/01/24 19:56:49
腐った美女と野獣です。
最後みじかい~^^;
その日一日鏡をのぞいていてわかったのは、ベルがあの姉達とは半分しか血が繋がっていない事。
どうやら父親が外の女との間に作った子供らしい。
そしておれが持たせた服は、全て古着屋に売り払われたとの事だった。
そう言えば…と、明るい朝の光の中...
腐った美女と野獣です。
最後みじかい~^^;
その日一日鏡をのぞいていてわかったのは、ベルがあの姉達とは半分しか血が繋がっていない事。
どうやら父親が外の女との間に作った子供らしい。
そしておれが持たせた服は、全て古着屋に売り払われたとの事だった。
そう言えば…と、明るい朝の光の中...
腐った美女と野獣です。
朝が来て、夜が来て、時間はあっという間に過ぎて行く。
ベルの反応があまりに普通の人間に対するものと同じなので、うっかり自分が化け物だと言う事を忘れそうだ。
ベルが水差しを持ったまま何もないところで蹴躓いておれを水浸しにしてくれたり、ベルが階段を踏み外しておれを下敷きにして...
腐った美女と野獣です^^;
湯あみを終えると、おれはベルを庭へ案内した。
こいつの親父が迷い込んだ、バラの咲き誇る庭だ。
人間の姿の頃からバラは見たり飾ったり贈ったりするのは好きだったけど、あの頃手入れは庭師の仕事であっておれがすべきことじゃなかったから、最初は世話の仕方もよくわからなくて苦労し...
腐った『美女と野獣』です^^;
だがベルは特に何も言う事はなく、じきに用意した部屋についた。
「今夜はここで寝ろ。明日の朝までに着替えを用意させておくから」
そう言って部屋を出て行こうとすると、ベルがおずおずと声を掛けてきた。
「えと、あの、ここ…ですか?」
娘が来る予定だったので...
腐った美女と野獣です。
「えと、あの、お父さんがバラを盗もうとしたそうで、すみませんでした」
顔色の悪いやせたそいつが、そう言うとぺこんと頭を下げた。
「うん。だから娘を差し出すようそのお父さんに言った筈なんだけど…男だよね?」
そう言うとそいつは申し訳なさそうに頷き、「すみませ...
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