恋の芽が出る頃に 【 第十八章 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/02/24 20:23:37
第十八章 『 雪だけが、知っている 』
出勤して今日もいつも通り働く。それはまるで彼の事を記憶からかき消すように…。
「 今野、ここやっといてね? 」
「 あ、はい… 」
上司に投げ掛けられる汚れ仕事。女に任せるのは所詮、コピーかお茶を注ぐかだけ。最近ようやくパリ...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
第十八章 『 雪だけが、知っている 』
出勤して今日もいつも通り働く。それはまるで彼の事を記憶からかき消すように…。
「 今野、ここやっといてね? 」
「 あ、はい… 」
上司に投げ掛けられる汚れ仕事。女に任せるのは所詮、コピーかお茶を注ぐかだけ。最近ようやくパリ...
行かないで 【 前編/短編小説 】
「 行かないで 」
ポツリと大きな背中に投げ掛けた言葉。だがその背中はピタリと一瞬止まっただけで、振り向かない。
「 なんで? 」
尋ねても返事はない。手を伸ばしても届きそうもない。彼の冷たい手を握ってみれば、一瞬にして解かれてしまう──…。...
瞬き 【 後編/短編小説 】
あれから数日が過ぎた。別に何事もなく、平和に過ごせたと思う。
──…今日までは。
◆ ◆ ◆
それは数時間前の事。
「 あ、川崎 」
呼び止められ、振り向く。そこには息切れした大山先生が立っていた。
「 ──…?何か? 」
下...
傍に居て 【 短編小説 】
今日もコンクリートの壁にするりと伸びる長い影。その影は軽々しく屋根の上へとのぼって行った。そして冷たく光る月に向かって大きく鳴いた。
「 ニャー.... 」
それはまるで寂しさを歌うかのように....。大空へと貫くその声は神の元へと届いた。
『 ──&hellip...
瞬き 【 前編/短編小説 】
私は瞬きが嫌い。なぜなら、貴方の顔を一瞬でも見れなくなるから。私は瞬きが嫌い。なぜなら、貴方との時間が一秒でも削れてしまうから。
....瞬きすれば貴方はいなくなってしまう。....瞬きすれば貴方の手はすぐに解けてしまう。
もう少しだけ傍に居てよ...あと少しだけ...