ただ、月のみが2人の果て無き愛を見ていた
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/10 03:42:38
僕は、一体なにをしているのだろう?
30mほどのそびえ立つビルを見上げながら、恭介は考えていた。
角を曲がり、彼女と出会ったのが、ほんの数分前・・・。
角を曲がって、くるりと180度回ってもどるのはかなり怪しい。
だからといって、そのまま大富豪ビルに飛び込む理由も僕にはない。
どうするどう...
僕は、一体なにをしているのだろう?
30mほどのそびえ立つビルを見上げながら、恭介は考えていた。
角を曲がり、彼女と出会ったのが、ほんの数分前・・・。
角を曲がって、くるりと180度回ってもどるのはかなり怪しい。
だからといって、そのまま大富豪ビルに飛び込む理由も僕にはない。
どうするどう...
「お前さんは、誰かを憎いと、邪魔だと思ったことはあるかい?」
「そりゃ幾らでもな・・・、人は、優しい、暖かい光をたたえる一方で、闇夜よりも濃く、深い暗黒を抱えることもあるからな」
「それは、特定の奇異な人のことじゃないのか?」
「いや、誰もが、その危うさを秘めているよ。 そしてその...
願わくば、2人を包む愛の歌が決して鳴り止まぬように・・・。
彼の名はダン、非常に優秀な男であり、今は某所で研究員をしている。
彼女の名はマリー、彼女も優秀であり、ダンと同じところで、研究員をしている。
2人は同僚で、ライバルで、そして・・・。
「だから言ったろ!それじゃだめな...
ねずみ色のアスファルとと鈍色の空に挟まれ歩く2人の男
やがて歩調は、クレッシェンドにアッチェレランドに・・・
アスファルトが黒い水玉模様で、染め上げられる頃には
2人は駆け出していた
大樹に吸い寄せられていった2人の男は、雨を払いながら口を開く
「言ってたよりも降り出し...
ある幼稚園でのお話(フィクションです)
おもちゃ箱の片隅に、今では誰も遊ばない、古いブリキのロボットがありました。
女の子はそのロボットを見つけ、いつも好きな時に遊んでいました。
他には誰も、遊ばない
女の子だけのロボットでした。
ある日男の子が「なんだこれ!かっこいい...
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