キラとニクラの大冒険 第二章(6)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/11/29 10:20:26
まず、刑が執行される直前に、セイゲンさんがキラを病院から助け出す。
ニクラが処刑されるとき、あめしらずを絞首台に忍び込ませる。透明になったあめしらずが、ニクラの首と縄の間に挟まって身体を支えて、ニクラの首が締まるのを防ぐ。
処刑が終わり、ニクラが死んだとみなに思い込ませた後、妖精たちに広場を襲撃させ...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
まず、刑が執行される直前に、セイゲンさんがキラを病院から助け出す。
ニクラが処刑されるとき、あめしらずを絞首台に忍び込ませる。透明になったあめしらずが、ニクラの首と縄の間に挟まって身体を支えて、ニクラの首が締まるのを防ぐ。
処刑が終わり、ニクラが死んだとみなに思い込ませた後、妖精たちに広場を襲撃させ...
シュコピッポ大佐は執念で立ち上がると、猛スピードで走るかみつきの進行方向に、立ちふさがり、拳銃を構える。
この揺れる地面に立ち上がることが出来るのはシュコピッポ大佐一人だけだった。
そして、かみつきの眉間を狙って撃った。
シュコピッポ大佐は射撃の名手で、例え、揺れる船の上でも、どんな恐ろしい相手でも...
ニクラは右足をびっこ引きながらゆっくり階段を一歩づつ上がった。
絞首台の上には、執行人が一人、待っている。
絞首台の上に上がると、執行人はニクラの首にしっかりと食い込むように縄をくくりつけた。
そして、執行人は絞首台から降りた。
牧師が絞首台の下からニクラを見上げて、祈りを捧げた。
後は、ニクラが自...
シュコピッポ大佐は事前にセイゲンさんや船工場の職人たちがニクラの味方ということを嗅ぎつけており、ニクラが町に戻ってくることも、裁判が行われること彼らに知らせてはならぬ。と町中の人々に箝口令を出していた。
箝口令に従わぬものは逮捕するとの命令であった。
しかし、工場が休みの日の夜、町に飲みにきていた職...
翌朝、母親が病院にやってきた。
お父様はお仕事で来れないの。。
ごめんなさい。
でも、私は今日はずっとあなたのそばにいられるわ。
何か欲しいものはある?キラ?
壁を向いてベッドに横になっているキラの背中に母親は優しく話しかけた。
キラは振り向いて母親の顔を見た。
キラの目には涙が浮かんでいる。...