Nicotto Town



【小説】どんな夜も


 帰って来るなり明かりもつけずに、きみは床に座り込んだ。 青いカーテン越しに外灯の光が部屋に差す。きみはそれをうるさいと思う。 なにも今日に限った事じゃないでしょ。 頭のどこかで冷めた声。 けれど一度真っ黒になってしまった気持ちは、とても凶悪で、誰か傷つけずにはおれないような気がして、自分でも持て...

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