『八文字長義』は、南北朝の刀鍛冶、備前長船長義の作品である。
長義は備前長船本流とはやや趣の変わる作風であるが
凄まじい切れ味の伝説を持つ作品を幾つか生み出す。
六股長義や山姥切といったところがその代表だろうか。
この刀、元は奥州岩城の岩城家の所蔵品であった。
岩城家の娘が佐竹家に輿入れした際に贈...
『八文字長義』は、南北朝の刀鍛冶、備前長船長義の作品である。
長義は備前長船本流とはやや趣の変わる作風であるが
凄まじい切れ味の伝説を持つ作品を幾つか生み出す。
六股長義や山姥切といったところがその代表だろうか。
この刀、元は奥州岩城の岩城家の所蔵品であった。
岩城家の娘が佐竹家に輿入れした際に贈...
日本刀を持った武士が鬼を退治する。
割と物語ではありそうなお話だ。
だが実際に鬼を斬ったことから
鬼の名を冠した刀が二振り存在するのをご存知だろうか?
『鬼切り』は、一条戻り橋で渡辺綱が
茨木童子の腕を切り落としたことからその名を与えられた。
では『鬼丸』は
いかなる理由でその名を与えられたの...
暦は二月
節分が近づくと豆の匂いに釣られて
鬼たちが動き出す。
そう!あの季節が今年もやってきたのだ
年に一度の企画 鬼を名乗りて
その第4回は
雄武英略を以て傑出するといわれた。
九州のバーサーカー
鬼島津こと島津義弘の伝説について語ろう
第一章 3000 VS 300
鬼島津さんが注目...
日本刀は名工の手によって作られる。
ところがそんな常識が通用しない一振りがあるのはご存知だろうか?
今回の話は、この刀が作られた経緯が尋常ではないのである。
では今回の伝承を語ることにしよう。
『鬼神大王波平行安』鬼の鍛えし刀である。
その昔、奥能登の外浦のとある村に、一人の刀鍛冶と娘が住ん...
前回までの日本妖刀列伝では、そのすさまじい切れ味にスポットを当てて並べてきたが
今回は少し趣を変えて紹介してみようと思う。
今回の刀は『山金造波文蛭巻大太刀』(やまこがねつくりはもんひるまきのおおだち)と言う。
全長:1丈1尺3寸2分(3.4m) 刃渡り:7尺1寸2分(2.2m) 重量は驚きの2...
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