Nicotto Town



雨の日に

雨の音が聞こえるそれはやさしく
心の何かが溶けていく空虚な隙間を埋めるように
時を包み込む神様の子守歌
それはあなたの鼓動のように静かに波打つ
そうそれは私をそっと抱きしめてくれて時に聴いた音だ
雨音にも温もりを求める私がいる深く深呼吸をする
かすかにあなたの香りを感じた

何となく言葉は浮かぶので...

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風にのせて

透き通った暑い夏に想い出が想い出が一つ一つ流れていく
焼けた景色の中いくつもいくつも流れていく
あなたの香りをのせてそれは吹き抜けていく
白く乾いた暑い今の景色に私の想いは負けないくらいに熱いのに
立ち止まってくれますか振り向いてくれますか
こんな私でも夢を見るあなたと一緒に歩む夢を
もうすぐ秋が来...

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夏の香り

もう少し雨が降っていて欲しいもう少し駅が遠くにあって欲しい
そう思っていてもあなたは早歩きで進むこの雨が少し強すぎるから
少しぐらい濡れても良いのに夏の雨だよ冷たくはないよ
なぜ黙って進んでいくのいつもは笑って話をしてくれるのに
組んだ腕が引っ張られる傘の位置もいつもより高い
雨の中を小走りに進むこ...

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鎌倉まで・・・

砂浜に続く階段に腰を下ろしている
海岸線が長く続きオレンジ色の空に夕日が沈んでいく
波の音が静かに聞こえる塩の香はあの時のまま
折りたたんだメモ用紙を開くようにあの頃を思い浮かべる
砂浜を歩いていた二人で笑いながら
足に少し重い砂の感触がよみがえる江の島のそばに白い富士山が浮いている
あの時のままだ...

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祇園祭

京都の夜
鴨川の土手の上
川面を見つめ

打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤

四条通を歩く
人、人、人
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らしだす

新町通りに入る
夜店、芋を洗うような人
売り声に掛け声
それ以外は聞こえない
ここにも鉾はそそり立...

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