この詩は3.11について10編くらい書いた中の1つです
大地はあの日
自分の肌に刻み込まれた無数の傷を
洗い流すため
はげしく身を震わせ
大きな波を呼び寄せた
その夜はとても美しい星空だったというが
見上げた者はいない 夜空の星を妨げる明かりもネオンもないというのに 地上が火...
昔、昔ギリシャにゼウスという神がいました。
その末っ子の名前はヘルメス!
その800代目の子孫が僕ちゃん!
決して嘘八百ではありません。
自由気ままな僕は泥棒や山賊の守り神
この詩は3.11について10編くらい書いた中の1つです
大地はあの日
自分の肌に刻み込まれた無数の傷を
洗い流すため
はげしく身を震わせ
大きな波を呼び寄せた
その夜はとても美しい星空だったというが
見上げた者はいない 夜空の星を妨げる明かりもネオンもないというのに 地上が火...
逃げ惑う人々を追って濁流が大地を舐めていく
あらゆる人が造ったものが
波間で砕かれ、押し流され
水を嫌う火焔さえ海水に加担した
何も覚えられない
記憶には眠りが必要だと
誰かが言っていたのを思い出す
けれど眠りは人々の中に落ちていかない
蘇ってくるものは
深い底から突き上...
峠三吉「原爆詩集」より
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
仮繃帯所にて
...
一番伝えたいこと
言えなくて
一番言いたくないこと
言ってしまう
一番分かって欲しいこと
分かってもらえず
一番知って欲しくないこと
知られてしまう
僕の笑顔は
たくさんの後悔に変...
何かを抱きしめようとして風は生まれた
風が消えるのを見たものはいないように
その誕生を知るものもいない
空だけが体の奥底でそれを感じるのか
何かに口づけしようとしてその鳥は生まれた
その鳥こそ君なのか 風に乗って大空を羽ばたくのではなく
地面すれすれに街を切り裂...
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