イギリスの作家ルーマ・ゴッデンの児童文学です。
ロンドンに住む、9歳のグレゴリーくんは両親が忙しくてあまり家にいないせいもあって自分の世界にこもっているような、優秀だけど暗い少年です。しかし、彼には猫のルーテルと明るい元気な妹そしてマルタというウクライナからやって来たお手伝いさんがいます。マルタはい...
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イギリスの作家ルーマ・ゴッデンの児童文学です。
ロンドンに住む、9歳のグレゴリーくんは両親が忙しくてあまり家にいないせいもあって自分の世界にこもっているような、優秀だけど暗い少年です。しかし、彼には猫のルーテルと明るい元気な妹そしてマルタというウクライナからやって来たお手伝いさんがいます。マルタはい...
晴れやかな入学式が済んで、間もなくの或る日だった。
・・・・・
下の運動場から、新人の一年生が賑やかに登って来た。
体操の時間の後らしく、みんな上着を脱いで、頬が赤い。
それを上級生たちは、美しい花を選ぶような眼つきで、
木立の蔭や廊下の曲がり角に、待ち伏せしている。
「こんどの一年生は、おチビさ...
ロリータって言葉は
日本人には、とってもなじみになってますが
海外では、どうなんでしょう?
ロリコンとかゴスロリの語源になったことで有名な
ナボコフの小説「ロリータ」ですけど
現代人にはそれほどショッキングではないかもしれません。
大学教授が12歳の少女に夢中になっちゃう話ですが
もっとおそろしい...
漫画以外あんまり読んでいませんが
『式子内親王伝』という本を借りてきて
お正月に読みました
子供のころは、お正月に
よく百人一首で遊びました
ていうか、坊主めくりですが
絵札で見る、お姫さまのなかで
いちばん気になるのが
式子内親王さまでした
この方と持統天皇の絵札だけ
御簾のようなのが描かれ...
庄野潤三さんの「エイヴォン記」
という本があります。
エイヴォンはバラの名前で、そのバラが一輪
机の上に飾ってあるというだけのことで
本の内容とはほとんど関係ありません。
読み始めると
庄野さんの身辺のことなどが、なんとなく書かれていますが
とつぜん
「私が紹介しようとしている孫娘の文子は、満...