☆「少女地獄」夢野久作
- カテゴリ: 小説/詩
- 2010/11/12 00:43:33
幻想小説ってはまる人多くないですか?
この夢野久作は結構古い作家なんですけど、いまだにそのファンは衰えないようで、私は幻想小説の大御所と思ってます。
また、多くの作品がそのままアングラの劇場で演劇化されてもおかしくない作風で、今でもいくつかは上演されています。
彼の代表作はなんといっても狂人が書いた...
TAKEのつぶやき
幻想小説ってはまる人多くないですか?
この夢野久作は結構古い作家なんですけど、いまだにそのファンは衰えないようで、私は幻想小説の大御所と思ってます。
また、多くの作品がそのままアングラの劇場で演劇化されてもおかしくない作風で、今でもいくつかは上演されています。
彼の代表作はなんといっても狂人が書いた...
北杜夫というとお堅い純文学とドクトルマンボウのユーモア作家の二つの顔があると思います。それぞれにすばらしい作品を作られていると思いますが、小学生でも楽しめる面白い童話もお書きになっておられました。スジは、ネバーエンディングストリーのように主人公が本の世界に入り込んでしまい船乗りになるというものですが...
この作品は、多くの方が一度は読まれことがあると思います。小生は高校の現代国語の授業でこの小説と出会いましたが、誰が読んでもそのテーマは「知足安分」と「安楽死」でしょう。しかし、一ひねりしてこの小説を味わってみるのも一興かと思いますのでカキコさせて頂きます。船の上で二人だけの会話になっていますが、弟殺...
ご存じの方はテレビドラマ「俺たちの旅」と聞くと懐かしく思えるのではないでしょうか? これはその原作です。好奇心旺盛で「気楽に生きなきゃ、人生なんてつまらない」というカースケと、対照的な自己嫌悪のかたまりで超真面目人間のオメダの二人が、いたって平凡な先輩のグズ六の下宿に転がり込んできて色々と騒動を起す...
「三島由紀夫がSF小説を書いていました」、こう言うと、知らない方はなんとなく興味をもたれるのではないでしょうか?金星人一家から見た地球人の問題点を描いた作品なのですが、この金星人とは近世人や禁制人、均整人を掛けた皮肉なんでしょうね。小説の終わりには、墓碑銘が記されています。 『地球なる一惑星に住める...