編み上げたマフラーも手袋も
あなたはどうしているのだろう
きっと捨ててしまったわね
もういらなくなったものだから
その白いマフラーを
今も使っているのよ
捨ててしまうのは簡単な事
ちょっと短かったけれど
二人過ごした日々は
長かったのか短かったのか
秤で測れないことだけど
永遠が続くと想って...
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編み上げたマフラーも手袋も
あなたはどうしているのだろう
きっと捨ててしまったわね
もういらなくなったものだから
その白いマフラーを
今も使っているのよ
捨ててしまうのは簡単な事
ちょっと短かったけれど
二人過ごした日々は
長かったのか短かったのか
秤で測れないことだけど
永遠が続くと想って...
「寒いね」の言葉が飛び交う毎日
心も冷えきっていた
一人で見上げる厚い雲も
太陽をさえぎって深く垂れ落ちる
もう行かないと決めていた
あのイルミネーションの庭にも
初詣のおみくじも
だってここにはあなたがいない
いつまで待っているのだろう
もうあなたなんて来ないのに
あなたみたいな人が現れて...
風に舞うカーテン
あなたと一緒にわらったわね
之が私のウエディングドレス
「指輪もあげられなくてごめんね」
ううん そんなこといいの
あなたがいればそれでいい
花嫁の投げるブーケを受けたものは
結婚に結ばれるという
小さな花場を持って
後ろに高く高く放り投げると
あなたは笑顔で受け止めた
「...
真っ暗な空を見上げる
月は雲に浮かびあがり
かすかに顔をのぞかせて
その光は届かない
私の愛のように
公園のブランコ
動かす気分にもなれず
そっと腰かけるだけ
涙なんか流さない
そんなはずじゃなかったのに
部屋の鍵をそっと手のひらに載せて
チリンと鳴らしてみても
もうなくなった愛が一つ
その...
好きなのに言えなくて
愛しているのに言えなくて
こんなに苦しんでいるのに
あなたは何も言えないだろう
あかえってあなたを悲ませる
街が金色に染まるころ
人ごみの中を歩いてみれば
カサカサと音を立てて
落ち葉が粉々になる
そして風に乗って飛んで行く
あなたが乗る列車のホームで
見送るみんなの陰...