Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『エレンディラ』

ガブリエル ガルシア=マルケス 著
『エレンディラ』を読みました。

マジックリアリズム。
この作家の作品によく用いられる文言で
「なんかよく分からないけれどなんか言葉の響きがかっこいいしなんか読んでみたいけれどなんか『百年の孤独』は敷居高そうだからなんか他にいい文庫本ないかしら。」と
手にしたのが...

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小説『スティル・ライフ』

池澤夏樹 著
『スティル・ライフ』を読みました。

ストーリーがおもしろいと感じる小説は
多々あるけれど
読んでいて安らぎを感じる小説
文章そのものが心地良いと思える小説には
なかなか出会えないのだけれど
今回出会うことができました。

染色工場でバイトしている青年が
同世代の風変わりなフリーター男...

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小説『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ 著
『火星年代記』を読みました。

SFものは難解という先入観のために
ほとんど読むことがなかったのだけれど
これは理系音痴の私でも
おもしろく読める小説でした。

人類が移住するために押しよせた
2030年代以降の火星を
年代ごとにオムニバス形式で描いた話で。

物理の専門用語...

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小説『箱男』

安部公房 著
『箱男』を読みました。

この読後感
以前映画『マルホランド・ドライブ』を見終わったときと
同じような感覚。
着地点を見つけられず
いざ感想を記そうとして
PCの前で
なかば途方にくれているのです。

頭から脛の辺りまでを覆う
ダンボール箱をかぶった男性が
街を徘徊中に空気銃で撃たれ
...

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小説『オリガ・モリソヴナの反語法』

米原万里 著
『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。

『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来
旧共産圏を舞台にした物語を
ときどき読むのだけれど
この小説も
当時のソ連と東側諸国のありさまを
まざまざと感じさせるものでした。

子どものとき
プラハのソビエト学校に通っていた日本人女性が
かつ...

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